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事件事故の多かった2016年…去ったスター、帰ってきたスター

[2016年テレビ決算②] 

  • 2016年は事件事故の連続だった。中でもいくつかの若い男性スターたちは続くわいせつスキャンダルにより非難を浴びただけでなく、裁判にかけられるなど大変な苦労をしている。

    行く人がいれば来る人がいるというもの。今年は社会的物議を醸しだしたり、健康上の理由から放送街を離れるも戻ってきた人々の活躍も際立った一年だった。



    ▶ 一度で吹き飛んだスターたち

    お笑いタレントユ・サンムは5月に20代女性への性暴行未遂容疑で告訴されたが、最終的には無嫌疑で解かれた。彼は無嫌疑の結論後「失望させて申し訳ない。良い姿でお返しする」という立場を伝えたが、世論は今も冷淡で活動再開が難しいように見られる。

    ユ・サンムの事例は今年一年を真っ赤に染めたわいせつスキャンダル事件の始まりだった。僅か一ヶ月も経たない6月、韓流スターのパク・ユチョンもまたわいせつスキャンダルで芸能界を騒がせた。彼は遊興店のトイレなどで性暴行したという容疑で4人の女性から告訴された。検察調査結果、容疑は免れたが性売買と詐欺容疑は避けることができず、現在関連裁判が進行中だ。

    俳優イ・ミンギは公益勤務中であった2月に釜山で性暴行事件により不起訴された事実が遅れて明らかとなり「わいせつスキャンダルスター」のレッテルを貼られることになった。イ・ジヌクもまた性暴行容疑で訴えられたが最終的に無嫌疑処分を受け、空いて女性は誣告容疑で在宅起訴された。

    パク・ユチョン、イ・ミンギ、い・じぬくは若いスターとして確固たる道を歩んでいたが、今回の事件により拭うことのできないイメージ打撃を抱くことになった。

    わいせつスキャンダルは終わらなかった。俳優オム・テウンは城南のあるオフィステルにあるマッサージ店の女性を性暴行したという容疑で訴えられ、最終的に性売買容疑で起訴された。優しい父親のイメージで大衆の愛を受けた妻帯者であった彼は、性売買店に出入りしたということだけでも大衆に大きな衝撃と失望感を抱かせた。

    バラエティで活発に活動していた歌手チョン・ジュンヨンも元恋人の身体の一部を無断撮影した容疑で訴えられるも無嫌疑処分を受ける「ハプニング」を経験した後、自粛期を持っている。tvN『SNLコリア』などで人気を集めていたお笑いタレントのイ・セヨンは男性グループのメンバーたちにわいせつ行為をしたという論難と非難を浴びた末、番組を離れることになった。

    その一方でタレントのイ・チャンミンは飲酒運転および事故後未処置にもよらず、継続して飲酒運転の事実そのものを否定する「嘘の釈明」で取り返しのつかない状況となった。現在関連裁判が進行中であるが、一度背を向けた世論を振り返らせることは容易ではなさそうだ。

    「嫌疑無し」と結論が出たとしても、一度失墜した名誉と汚れたイメージを復旧させるまでにどれだけ長い時間がかかるか、約束はない。



    ▶ それでも春は来る…帰ってきたスターたちの活躍

    今年放送街にカムバックしたスターとしてタク・ジェフンをはずすことはできないだろう。タク・ジェフンは不法スポーツ賭博容疑で執行猶予を受け、長い自粛期を持った。その過程にて離婚など個人的な出来事が一般に公開され、少なくない試練を体験した。

    しかしタク・ジェフンは急ぐよりも時を待った。特有の個性が放送街で変わらず有効であるだけに、ストレッチ運動段階から無数のラブコールを受けたタク・ジェフンはMnet『音楽の神2』を通じて成功的に放送街に安着、現在多数の番組にて活躍中だ。今も「悪魔のトーク」が完璧に生き返ったわけでないが、このために返って2017年の活躍が期待される状態だ。

    不安障害の症状により突然放送街を離れた後、約1年ぶりにカムバックしたチョン・ヒョンドンの活躍も目に飛び込む。チョン・ヒョンドンは10月にMBC every1『週刊アイドル』でカムバックした後、多数の番組で活躍中だ。MBC『無限に挑戦』カムバックは事実上霧散したが、現在『パッケージで世界一周-集まれば飛ぶ』、『ドニーのヒットメーカー』など番組で特有の「ドニー」らしい魅力を発散している。

    「ノリに乗る」イ・スグンの活躍も顕著に際立った一年だった。イ・スグンは賭博事件以降、自粛期を持ち昨年KBSNを皮切りにウェブバラエティ『新西遊記』、MBN『全国制覇』など多様な番組にて活動したが、しっかりと勘を取り戻すまでには時間が必要なようにも見えた。

    しかしJTBC『知っているお兄さん』を通じて現在のバラエティトレンドに初めて完璧に適応した姿を見せている。多少気後れした雰囲気が強かった上半期までの姿とは違い、下半期に入りしっかり勘を掴んだ様子だ。

    「勘を掴んだ」キム・ヨンマンも今年放送街にて注目されるカムバックスターだ。キム・ヨンマンは常習賭博容疑で2013年に活動を中断、3年近い自粛期を過ごして昨年11月にtvN『使い道のある男たち』でカムバックしたが、これといって注目されることはなかった。その後多様な番組を通じて大衆にノックしたが、大きな反応を起こすことはなかった。

    キム・ヨンマンが再跳躍したきっかけは、最近注目を受けている旅行バラエティ『パッケージで世界一周』だ。キム・ソンジュ、アン・ジョンファン、チョン・ヒョンドンと共に特有の「おじさん」ケミを見せて自然と大衆に溶け込むことに成功したという評価を受けている。
  • スタートゥデイ パク・セヨン記者 / 写真=スタートゥデイDB | 入力 2016-12-24 09:00:13