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韓国代表チーム李根鎬(イ・グノ)のゴールでベスト16に青信号

  • ◆2014 Brasil◆

    韓国とロシアの「2014 ブラジル・ワールドカップ」組別リーグ1次戦が開かれた18日(韓国時間)、ブラジルはクイアバのパンタナウ競技場。両チームは0対0で互角に対決する後半23分、速攻状況で交代投入された李根鎬(イ・グノ)が強力な右足でミドルシュートを試みた。ロシアのGKイーゴリ・アキンフェエフ(28才・CSKAモスクワ)の正面に向かったボールがアキンフェエフの手に収まった瞬間、パンタナウ競技場を訪れた「赤い悪魔」の間には悔しさのにじみ出る嘆声が起こった。

    得点のチャンスが霧散したと思っていたその瞬間、4年を待った李根鎬の悲しみに「幸運の女神」が微笑んだのだろうか。「ヤシンの後継者」というニックネームを得たアキンフェエフは両手でボールをつかもうとしたが、シュートがあまりにも強力だったせいでボールを後ろに流し、ボールはそのままゴールラインを通過してゴールと認められた。

    切望していたワールドカップデビューでゴールを味わった李根鎬は、コーナーライン付近に走り寄って歓呼した。よしんば韓国は引き分けでロシア戦を終えたが、李根鎬だけは生涯最高の日を過ごすことができた。

    「アジアだけで通じる選手」「活動量は優れているが、ゴール決定力が不足する選手」、この間李根鎬にずっと付きまとったありがたくない「お札」だ。李根鎬は南アフリカ・ワールドカップ最終予選、ブラジル・ワールドカップアジア最終予選で活躍し、8回連続でワールドカップ本選進出の「一等功臣」として位置づけられたが、弱点として指摘されたゴール決定力の補完に失敗したせいで、代表チームのレギュラー競争からいつもはずされた。

    4年前の「2010 南アフリカ共和国ワールドカップ」最終エントリー脱落は、李根鎬には思い出したくもない思い出だ。当時、李根鎬は最終予選で猛活躍し、「許丁茂(ホ・ヂョンム)の皇太子」というニックネームを得たが、最終エントリー発表直前に極端なコンディション乱調に苦しみ、代表チームから脱落した。

    ブラジル・ワールドカップの最終名簿に合流するにはしたが、李根鎬の見通しは明るくなかった。「キャプテン」具滋哲(ク・ヂャチョル、25才・マインツ05)とのレギュラー競争で押されたからだ。「バックアップメンバー」に押しだされた李根鎬は、しかし4年前の悲しみのおかげでメンタル的にさらにしっかりした。大会開幕を控え、「走る時間が30分与えられた場合、この時間のあいだ90分のように走る」と明らかにした李根鎬はこの日、先制点だけでなく終盤まで活発な突破で韓国の攻撃を主導した。

    競技を終えた後、李根鎬は震える声で「悲しみをふり切るという想像が現実になった」とし、「アルジェリア戦ではもっと良いゲームをするだろう」と語った。

    李根鎬がゴールを味わって、韓国代表チームの16強進出の可能性も「青信号」が灯った。

    今回の代表チームはレギュラー選手に対する依存度が高いせいで、「ゲームの終盤に起用するジョーカーがない」という部分が弱点に挙げられていた。
  • 매일경제_クイアバ=チョン・ソクファン記者 | 入力 2014-06-18 17:16:34