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独身のふりをした既婚男性、偽両親・ゲスト動員の結婚がばれて9000万ウォンを賠償

  • 偽の両親とゲストの前で1年以上付き合った女性をだまして結婚式を挙げた30代の既婚男性に、「花嫁に9000万ウォンを賠償せよ」という法院(裁判所)の判決が出た。仁川地法(地裁)民事12単独パク・デジュン判事は2日、Aさん(35 / 女性)が元夫B氏(36)を相手に起こした損害賠償訴訟で、原告勝訴の判決をしたと明らかにした。パク判事は、BさんにAさんに対して計9095万ウォンを支給し、訴訟費用もすべて負担するように命令した。

    B氏は2014年6月、あるスマートフォン同好会のメンバーからAさんを紹介してもらい、1年以上付き合い、2015年9月に結婚式を挙げた。しかし、B氏は8年前の2007年8月にすでに別の女性と結婚しており、犯行当時7歳と9歳の子ども2人をもつ既婚男性だった。ベンチャー起業家のふりをしてAさんをだましたB氏は、「役割代行」アルバイトで雇用した偽の両親の前で両家の顔合わせをした。結婚式の当日にも婚礼の主宰である父親と叔母をはじめ、友人などのゲスト5~6人に金を渡して雇った。 Aさんは、結婚式を準備する過程で礼緞費(新婦側が用意するお金)1000万ウォンとチョンセ(保障金一括払い式賃貸住宅)資金3000万ウォンのほか、結婚式費、新婚旅行費用、家電製品を購入費用などで計6900万ウォンを使った。

    B氏の驚異的詐欺は、結婚後二カ月ほど経ってAさんにばれ、幕を下ろした。Aさんが少しの間、B氏の携帯電話を開いて見た際、夫の電話番号の後ろ4桁と同じ電話番号を発見して連絡し、B氏と離婚していない過去の妻が電話を受けた。B氏は、昔の妻と結婚して3年後に別居生活をしたが、しばしば携帯電話で連絡して過ごしていたことが明らかになった。また、B氏はベンチャー企業ではなく、従業員がわずか2人の中小企業で働いていた。

    B氏は、民事訴訟と別途に詐欺および公文書偽造などの疑いで裁判に引き渡され、1審で懲役10カ月を宣告されて控訴したが、先月26日に棄却された。パク判事は、「被告が既婚男性だという事実を隠したまま、緻密に原告を騙して結婚式を挙げた」とし、「被告の違法行為は明白であることから、原告が被ったすべての損害を賠償する責任がある」と判断した。裁判部は、過去の結婚過程でAさんが使った全体費用のうち、供託金を差し引いた約4000万ウォンに、深刻な精神的苦痛による慰謝料5000万ウォンをB氏が賠償せよと付け加えた。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 キム・スヨンインターン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-02-02 11:11:36