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文在寅大統領、THAAD発射台4基搬入の真相調査を指示

    △写真=サードの追加搬入の報告はなかった - 文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は30日、慶北・星州(ソンヂュ)に配備されたサード(高高度ミサイル防衛システム/THAAD)発射台2基に加え、4基の発射台が非公式で国内に搬入された事実の報告を受け、真相調査を指示した。国防部は25日、国政企画諮問委の業務報告で、国内に4基が追加で保管されているという事実を報告していないことが明らかになった。去る17日、就任後初めて国防部を訪問したムン大統領(右)に随行する韓民求(ハン・ミング)国防長官(左)。 [写真提供=青瓦台]

    ムン大統領は30日、「サード(高高度ミサイル発射システム)発射台4基が国内に追加で非公式に搬入され、軍の基地に保管された経緯を把握するように」と真相調査を緊急指示した。

    尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席はこの日、青瓦台春秋館で記者会見を開き「ムン大統領は慶北の星州にすでに設置されているサード発射台2基のほか、4基の発射台が非公式で韓国に搬入されて保管されているという事実の報告を受けた」とし、「ムン大統領は発射台4基の追加搬入の経緯に対し、徹底的に真相を調査するように指示した」と述べた。これにより、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長とチョ・グク民政首席が事態の把握に入った。

    ムン大統領は前日、チョン室長からこのような事実を初めて報告を受けて「非常に衝撃的」だと語った。

    ムン大統領は韓民求(ハン・ミング)国防部長官に電話をかけ、4期の発射台が既に国内に搬入されているという事実を直接に再度確認した。新政府発足後20日が経過した状況で、「韓半島サード配備」のような重大懸案を正式に報告しない点にムン大統領はかなり激昂した反応を見せたと伝えられた。特に国防部は25日、国政企画諮問委員会の業務報告でも、国内に発射台4基が追加保管されている状況を報告していなかった。

    ムン大統領は「どのような経緯でサード発射台4基が追加搬入されたのか、持ち込みは誰が決定したのか、なぜ国民に公開せずに、新政府にもこれまで報告をもらしたのかなども真相を調査するように」と指示した。またムン大統領は「発射台4基の追加搬入の事実を非公開にした理由は、慶北・星州サード用地に対する戦略的な環境影響評価を回避するためではないかという疑惑についても調査するように」と強調した。これに対して国防部の関係者は、「(青瓦台で発表された)内容と関連し、事実関係を確認中」だとし、非常に言葉を慎んだ。国政企画諮問委員会の業務報告の不足経緯についても「現在としてはわからない」と付け加えた。
  • 毎日経済_アン・ドウォン記者/カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-05-30 23:10:45