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宋河珍全北知事、地球三周半めぐり「 ジャンボリー大会」セマングムへ誘致

    • < 左から、潘基文前総長、李柱栄議員、宋河珍全北知事、ハム・ジョンハンスカウト総裁 >

    「2023世界ジャンボリー大会」のセマングム誘致という快挙を引き出した主役は誰だったのか。

    全羅北道と共同で、2023年の世界ジャンボリー大会の誘致活動を行ってきたハム・ジジョンハン韓国スカウト連盟総裁は、宋河珍(ソン・ハジン)全北知事を「スカウトバカ」と呼んだ。ジャンボリーの誘致にオールインしているからと付けたニックネームだ。

    16日(現地時間)、世界スカウト連盟総会で2023年の世界ジャンボリー大会の開催地として「KOREA」が発表されると、二人は太極旗を広げて喜んだ。ソン知事とハム総裁は、ジャンボリー大会誘致の立役者としてあげられる。

    ソン知事は2014年7月の就任直後から「韓国の中の韓国」を標榜して、全北のブランド価値を高めるためにジャンボリー誘致戦に飛び込んだ。最近の2年間、ソン知事は加盟国168カ国のうち150カ国のスカウト関係者に会った。地球三周半をめぐる強行軍を展開した。ハム総裁は公的な組織ではなく私的組織を積極的に活用して、加盟国の心をつかんだ。ハム総裁は「公的な組織は金を食べるカバであり、相手国の境界もあって私的な組織を切り札として活用した」と説明した。

    李柱栄(イ・ジュヨン)自由韓国党議員は昨年11月、世界ジャンボリーのセマングム誘致委員長を務めた。李柱栄議員は現在、韓国スカウト議員連盟議長と世界スカウト議員連盟副も兼ねている。スカウト議員連盟では顔の広いことで知られる李議員がこれらと接触し、セマングムがジャンボリー大会となるところに大きな助けとなった。また、ソン知事とともに大韓航空とアシアナ航空を訪問し、航空運賃の引き下げなどの協力を要請した。

    潘基文前国連事務総長が会場にサプライズ登場したことが「画竜点睛」という評価を受けた。欧州加盟国40カ国はポーランド支持で固く団結しており、アジアの加盟国は26カ国にすぎなかった。はっきりと支持国を明らかにしないアフリカや南米諸国の支持を引き出すために、潘基文前総長が大きな役割を果たしたものと伝えられた。特に総会前日の15日に歓迎レセプションには潘基文前総長を見るために、加盟国のスカウトが集まった。誘致団は他のVIPの了解を得て、潘基文前総長のみ挨拶を行うことにした。潘基文前総長は「セマングムを支持してほしい」と訴え、スカウトたちと握手をして記念写真も撮った。

    ソン知事の秘書室長として知られるイ・ウォンテク全羅北道対外協力局長は最近の1年間、全世界を歩き回って誘致活動を行った。ソン・ヒョンスク課長などの国際協力スタッフも世界スカウトの招待イベントや招致委員会の発足などで、事実上は休日を返上して働いてきたと伝えられた。

    一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこの日、祝いのメッセージを伝えて「政府も世界ジャンボリー大会成功のために支援を惜しまない」と約束した。ムン大統領は「韓国セマングムで世界スカウトたちの大きなイベントが開かれる思うと、いまから胸が躍る」とし、「いまや韓国は世界ジャンボリーを2回以上開催する第6の国になった」と明らかにした。
  • 全州=パク・ジンジュ記者/ソウル=カン・ゲマン記者 | 入力 2017-08-19 00:00:00