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文在寅大統領 「韓・露それぞれの政策、同じ夢を見ている」

  • ◆ 韓・露サミット/経済協力で5つのMOU締結 ◆

    文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、東方経済フォーラムが開催されるロシアのウラジオストクを訪れ、プーチン大統領と経済協力のための5つの覚書(MOU)を締結した。

    具体的には、両国は△直通秘話通信システムの構築に関連する協定、△イノフロム-2018パートナー国の参与関連のMOU、△韓国投資企業支援センターの構築MOU、△東方経済フォーラムイベント主管協力MOU、△韓・露20億ドル規模の投資協力プラットフォームを新設する極東金融協力MOUなどだ。

    文在寅大統領は、経済的潜在力を備えたロシアとのエネルギー・交通・物流・電力・水産業などの分野別に、実質的な経済協力に始動をかけた。ロシアの豊富な資源、巨大な内需市場、優れた科学技術と結合可能な事業から経済協力方案を模索し、さらには北韓まで引き込もうという布石だ。

    これは東北アジアと南北経済協力を通じ、平和の定着と共同繁栄を追求する韓半島の新経済地図構想の最初のボタンとしても解釈される。

    文在寅大統領は「プーチン大統領が推進する新東洋政策と私が推進する新北方政策は、同じ夢を見ているのではないかと感じられる」とし、「韓国はロシアの極東開発で最適のパートナーだと思う」と明らかにした。文大統領は「ロシアと韓国がうまく協力すれば、極東地域は域内の繁栄と平和を導くことができる前哨基地になると確信している」と話した。文大統領は続いて、「私の在任期間中にロシアと韓国の関係を大きく改善させて発展させたい」と強調した。プーチン大統領も「両国の貿易量は昨年に16%程度下落したが、今年は6ヶ月のあいだに50%ほど増加した」と満足そうに、「これから活用できる利点ははるかに大きく、協力を期待する」と歓迎の言葉を伝えた。

    文在寅大統領はロシア訪問直前の5日、ロシア国営タス通信とのインタビューで「韓・露両国は、韓半島の非核化実現とユーラシア共同繁栄という目標のもとで、域内の安定と統合のためにともに協力していくというビジョンを共有している」と伝えた。また「南・北・露の三者協力は韓・露関係の増進においてきわめて重要な部分だが、すぐには難しいとしても韓・露が先立って開始し、今後は北韓も参加する方向に進むべきだ」と強調した。

    ◆ 北方経済協力委員会が公式発足 ◆

    文在寅大統領の新北方政策を実行に移すために先月末、北方経済協力委員会が大統領直属機構として公式に発足した。

    5月末に大統領特使としてロシアを訪問し、現在は北方経済協力委員長を務める宋永吉(ソン・ヨンギル)共に民主党議員はこの日、東方経済フォーラムにも同行して韓・露の実質的な経済協力方案に対する下絵を描いた。

    北方経済協力委員会はロシア・中国・モンゴル・カザフスタン・ウズベキスタンのなど北方の国々と連携し、△北極航路の開拓、△韓半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)の接続、△韓・露ガスパイプラインの接続、△北東アジアスーパーグリッド(電力網接続)などの北方事業をリードすることになる見通しだ。北方経済協力委員会には企画財政部・外交部・統一部・産業通商資源部の4つの主要な政府部処の長官と、金顕哲(キム・ヒョンチョル)青瓦台経済補佐官が委員として参加し、副総理級の機構として評価されている。
  • 毎日経済 ウラジオストク=カン・ゲマン記者/ソウル=オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-09-06 22:19:46