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柳賢振、ポストシーズンの「スケープゴート」になるか

    山が高ければそれだけ谷も深い。今季、中盤の50試合で43勝7敗を記録し、米プロ野球メジャーリーグ(MLB)で105年ぶりに最高勝率記録を立てたLAドジャースは、9月に入って10連敗の泥沼に陥って苦しんでいる。今季、復活の背伸びをしていた「怪物」柳賢振(リュ・ヒョンジン、30)の立場も揺れるようすだ。

    ドジャースは11日(韓国時間)、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたコロラド・ロッキーズとのホームゲームで1対8で敗れ、再び頭を下げた。なんと25年ぶりに迎える10連敗だ。

    もちろんこの日までに92勝51敗を記録したドジャースは、勝率0.643でMLB全体勝率で1位を守った。1953年に立てたチーム最多105勝の更新は難しくなったが、5年連続の地区優勝は依然として有力だ。

    しかし、1988年以降で29年ぶりのワールドシリーズ優勝を狙うドジャースとして飽き足りない。ドジャースのデイブ・ロバーツ監督も「クラブハウスが非常にイライラした雰囲気」だと当惑し、「看板打者」ジャスティン・ターナーも「今のドジャースは最悪のチーム」だと自責した。ともすればポストシーズン開始とともに脱落するかもしれない危機だからだ。

    この渦中の12日、サンフランシスコ・ジャイアンツとの3連戦の初戦に先発登板する予定だった柳賢振は、チームの要求に応じてローテーションを一度やりすごすことにした。これに対して地元メディアのLAタイムズは11日、「柳賢振を休ませた決定で、ダルビッシュ有は強豪ワシントン・ナショナルズ戦を避けることができる」と報じた。

    今季中盤に、優勝のために野心満々で迎え入れた日本人投手ダルビッシュ有が最近の3試合で3敗し、平均防御率9.51で振るわないことから東部地区1位のワシントン・ナショナルズ戦を避けて、西部地区最下位チームのサンフランシスコ・ジャイアンツを相手にさせたという分析だ。

    自然にワシントン戦の相手は、後半の防御率2.60で好投を続けている柳賢振の取り分になる。このままだと柳賢振は18日、ワシントン・ナショナルズとのゲームで先発登板する予定だ。

    まだ試合を譲歩しなければならない不安定な立場だが、ワシントン戦で好投さえすれば、息も絶え絶えのポストシーズンで先発をつかむ可能性は残っている。柳賢振は「疲労蓄積のようなものはない。今の体調はいい」と話した。
  • 毎日経済 イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-09-11 19:30:34