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後を絶たない「タワークレーン事故」…原因は?

    10日の事故を含め、今年1年間のあいだに起きたタワークレーン関連の死傷者は40人あまりにのぼる。

    理由を調べてみたところ、製造されてから20年以上が経過した重機が全体の1/5を超えるという。

    今回発生したタワークレーン事故は、今年に入ってから6回目だ。

    去る5月には、京畿道南楊州市のアパート工事現場で事故が起こって3人が死亡するなど、今年1年だけでタワークレーン事故により40人以上の死傷者が出た。

    こんなにも大規模な事故が頻繁に起こる理由として、重機の老朽化がまず挙げられる。

    今回事故が起きたクレーンも1991年に作られたドイツ産の重機で、27年間のあいだ使用されていた。

    使用年限が決まっておらず、全国の5900台あまりのタワークレーンのうち、1/5は製造されてから20年が過ぎたものだ。

    下請けで絡み合っている建設現場自体が他の原因だという指摘もある。

    建国大学のアン・ヒョンジュン教授は、「以前まではタワークレーンの運転手と信号手は建設会社に所属していた。しかし今は経済的な理由のため、零細タワークレーン重機業者らが投入されているためだ」と話した。

    事故現場を訪れたキム・ヨンジュ雇用労働部長官は、「関連対策を急いで実施する」と発表した。

    しかし、繰り返される事故後にようやく対策を持ってくるという点から、「先延ばし対策」という批判を避けることはできないと思われる。
  • MBNニュース ペ・ジョンフン記者 / 写真=MBN放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr | 入力 2017-10-12 07:45:00