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米CIA局長「北、核・ミサイル技術は頂点に達する」

    米本土への打撃能力を目指す北韓(北朝鮮)の核・ミサイル技術は頂点に達したという診断が出された。

    マイク・ポンペオ米中央情報局(CIA)局長(写真)は19日(現地時間)、ワシントンDCで開催された国家安全保障フォーラムに参加し、「北韓の核ミサイル能力は頂点に達したと考えて政策対応を行うべきだ」とし、「実際に北韓は目標としている能力に充分に近接し、北韓は核兵器能力を完成するために数ヶ月だけを残している」と話した。

    ポンペオ局長はまた、「今は北韓の最後の段階をどのように中断させるかを考えなければならない」とし、「米国とその同盟国が北韓の金正恩労働党委員長の、核の野望をやめさせることが重要だ」と付け加えた。ハーバート・マクマスター国家安全保障会議(NSC)補佐官もこの日のフォーラムで、「北韓の核の脅威能力が終着地に到達したわけではないが、ほとんど到達したと言える」と意を同じくした。

    米国の情報・安全保障当局者はこれと関連し、北韓が米国を打撃する能力を備えることを容認しないという意志を明らかにした。

    ポンペオ局長は「ドナルド・トランプ大統領は必要ならば軍事力によっても、金正恩委員長が米国を危険にさらすような能力を持つことをそのままにはしないという点を明確にしてきた」と話した。マクマスター補佐官も「トランプ大統領は、北韓政権が核兵器でアメリカを脅かすことを容認するつもりはないという点を非常に明確にしてきた」と話す。

    一方、米海軍第5空母強襲団を指揮するマーク・ダルトン准将はこの日、「韓国と米国が強い同盟を維持するかぎり、韓半島での軍事衝突はないだろう」とし、「強力な同盟を誇示することが、今回の韓米連合訓練の目標のひとつだ」と強調した。続いて、「韓半島で軍事衝突のない状況を維持する最も良い方法は、米国が米国自身と同盟国を守る準備ができており、訓練を通じて強い関係を結んでいることを示すことだ」と付け加えた。

    空母ロナルド・レーガンの所属する第5空母強襲団は、去る16日から東海と西海で実施している韓米連合訓練に中心的な戦力として参加している。空母強襲団はイージス駆逐艦、ミサイル巡洋艦、軍需支援艦、原子力潜水艦などで編成される。

    マーク・ダルトン准将は、「北韓の危険な行動に対しては、全世界のすべてが心配している」とし、「私も北韓が考えを変えることを望んでいる」と話した。

    20日に開かれた国会国防委員会の空軍本部に対する国政監査で、空軍は「北韓の核の脅威に対抗し、韓国型3軸システムを早期構築する」と明らかにした。李旺根(イ・ワングン)空軍参謀総長は挨拶で、「北韓の核・ミサイルの脅威に対抗し、韓国型3軸システム(キルチェーン、ミサイル防衛、大量応懲報復)の早期構築に寄与せきるように最善の努力を傾けている」と話した。李参謀総長は「最高の軍事態勢の確立と実践的な戦闘訓練にまい進している」とし、「最強の精鋭空軍の育成を目指し、すべての力量を集中している」と強調した。

    空軍はその一環として、北韓の中核施設を高高度無人偵察機(HUAV)「グローバルホーク」で精密に監視する航空情報団を来る12月に創設する計画だ。航空情報団は空軍の戦隊クラスの既存の情報部隊を、戦団クラスに拡大改編した部隊だ。

    空軍は「航空情報団は、北韓の核・ミサイルの脅威に対応するための核心標的の開発と処理を支援する業務を行うだろう」とし、「24時間の情報監視態勢を維持することになる」と説明した。航空情報団は、空軍が来年と2019年に2機ずつ順次に導入するグローバルホークが収集した北韓情報を精密分析することになる。

    一方、李旺根空軍参謀総長は先月23日夜、米国の長距離戦略爆撃機B-1B編隊の東海北方限界線(NLL)北側の国際空域に進入した当時、わが空軍の航空機が同伴しなかった理由はNLL遵守のためのものだったと明らかにした。李総長は当時、B-1B編隊の韓半島展開にわが軍の空軍機が参加しなかった理由に関するペク・スンジュ自由韓国党議員の質疑に、「韓国空軍はNLLを超えないことを守るために越えなかったと聞いている」と答えた。
  • 毎日経済 ワシントン=イ・ジンミョン特派員 / ソウル=アン・ドウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-10-20 20:04:09