記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 政治

文在寅大統領、インドネシアで「新南方政策」提言

    • ムン・ジェイン大統領が9日午後、ジャカルタのリッツカールトンホテルで開かれたインドネシアビジネスラウンドテーブルに参加し、記念撮影した後に拍手をしている。写真=イ・チュンウ記者



    ■ インドネシアで「新南方政策」を発表

    文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、インドネシアで両国の経済人らと会って、自動車分野の貿易と投資拡大のための協議を開始しようと電撃提案した。現代自動車は一次としてCKD(Complete Knock-Down/半組立製品)方式でインドネシアに対する投資を検討し、さらに部品メーカーとの同伴進出を検討しているが、これを通じて両国間のより緊密な経済協力構想を明らかにした。

    このすぐあとに続いたジョコ・ウィドド大統領との首脳会談でも、このような方案に対する共感が形成された。また両国は鉄鋼・化学などの基幹産業、防衛産業、交通、エネルギー、水資源管理、公共住宅、スマート情報通信などに協力範囲を広げていくことにした。

    ムン大統領はこの日、インドネシアのジャカルタで開かれた「韓インドネシアビジネスフォーラム」に参加して、「特別に協力を強化したい分野は自動車産業」だとし、「韓国は世界5位の自動車生産国であり、世界最高水準の価格・品質の競争力と優れた部品供給網を保有している」と紹介した。続いて「インドネシア政府はアセアン最大の自動車生産・輸出国という野心に満ちたビジョンを推進しているが、韓国は最適のパートナーだと自信を持って申し上げる」とし、自動車セールスに積極的に乗り出した。インドネシアの自動車市場は急成長しているが、全体の90%以上の車が日本製という偏りがある。ムン大統領は「今回の歴訪をきっかけに、両国政府が自動車産業協力強化のための協議を開始し、全面的な協力関係を構築することを希望する」と強調した。

    この日の行事には朴容晩(パク・ヨンマン)大韓商工会議所会長、孫京植(ソン・ギョンシク)CJ会長、尹富根(ユン・ブグン)サムスン電子副会長、鄭鎮行(チョン・ジネン)現代自社長、キム・ギョヒョン ロッテケミカル社長、チョン・ジテク斗山重工業副会長など、国内80社あまりの企業・機関の関係者が参加した。インドネシアではロサン・ロスラニ キャピタルグループ会長、シンタ・ウィジャヤ・カムダニ シンタ社グループ会長など100あまりの企業人が参加した。両国の企業人はあわせて350人に達した。

    ムン大統領はこの席で、基調演説で「インドネシアとの貿易を拡大するレベルを超え、ASEANと世界市場を一緒に開拓する仲間になろう」と手を差し出した。特にムン大統領は「製造業と資源開発分野を超えて第4次産業革命、防衛産業、環境産業、交通、保健などの未来の戦略分野に拡大していくことを希望する」とし、「防衛産業分野では次世代戦闘機の共同開発事業(KFX/IFX)の推進や潜水艦の建造など、両国の経済協力の新しい章を開きたい」と説明した。

    ムン大統領は「両国間の貿易額を2022年までに300億ドル水準に拡大し、長期的には500億ドル以上を目標にしたい」と公言した。

    ムン大統領のインドネシア国賓訪問を契機に、両国政府と企業は合わせて14件の経済協力了解覚書(MOU)を締結した。特にジャカルタ軽電鉄第2・3段階の建設、上水道、水力発電所、公共住宅17万世帯、リド新都市など、国土交通部のインフラプロジェクトだけでも約20億ドル規模を受注するMOUを締結した。

    ムン大統領は韓・アセアン未来共同体構想を盛り込んだ「新南方政策」も発表した。これは東北アジア経済協力を通じて外交舞台を広げるムン大統領の「新北方政策」と対応している。ムン大統領は「ASEANと韓国の関係を、韓半島周辺4大国と同じレベルに引き上げることが私の目標」だとし、「韓国政府はASEANとの協力関係を画期的に発展させていくための新南方政策を強力に推進する」と述べた。

    一方、ムン大統領は韓・インドネシア首脳会談前日の8日に行われたジョコ・ウィドド大統領の長女の結婚式のお祝いの贈り物として、SHINeeとEXOなど韓流スターの祝賀ビデオメッセージを伝達した。韓流ファンのジョコ大統領の長女のための「サプライズ」だった。
  • 毎日経済 ジャカルタ=カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-11-09 23:34:17