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[アンケート] 仮想通貨はまだ信じられない

  • 仮想通貨に投資する資金を調達するために詐欺をはたらいた20代の男性が検挙されたというニュースが聞こえてくる。

    一時期、金よりも貴重だと考えられていたビットコインなどの仮想通貨を規制すべきだという声が高まっている。政府の権威を認めない人々は仮想通貨を解放の道具として考えるのかもしれないが、各国政府の立場から見れば規制が切実だと強く感じることだろう。

    国際通貨基金も仮想通貨規制に賛同した。仮想通貨がマネーロンダリングとテロの支援に活用される可能性が高いと判断したからだ。おそらく金融リスクよりもこの点が規制を強化する名分を与えるのかもしれない。

    それでは一般人は仮想通貨をどう考えているのだろうか。仮想通貨の支持者らが主張する「現金のない社会」を望ましいと感じているのだろうか。

    市場調査専門企業エムブレイントレンドモニターのアンケート調査の結果は現金のない社会に対してまだ否定的であることを示している。

    全国の成人男女1000人を対象にした調査で硬貨や紙幣をすべてなくしても仮想通貨で十分だということに同調した人は10人に1人にも満たない。「よく分からない」と判断を留保した人まで合わせても20%に達する。

    これは仮想通貨のイメージが否定的なためだ。

    仮想通貨のイメージはおおむね否定的だ。回答者のうち34.5%が「ハッキングを受けやすい」というイメージを選択した。「賄賂、脱税などの犯罪によく利用されている(33.5%)」、「物議を醸す(28.7%)」、「通貨としての価値が不足している(21.5%)」、「使いにくい(19.2%)」も仮想通貨のイメージの上位に位置している。

    一方、通貨としての価値が十分だ(8.1%)、または有用だ(5.6%)という肯定的なイメージに投票した回答者はあまりいない。ハッキングの心配がないということに同意した回答者は0.9%に過ぎない。

    もちろん遠い将来に仮想通貨が普及するかもしれない。回答者の半数以上(56.8%)がそう予想している。ビットコインのほか別の仮想通貨が次々と登場するという予測を支持している回答者も71.6%に達する。

    しかし仮想通貨を所有したり利用することは避けたいという回答者が60.3%に達するほど不安を拭い去ることはできない。一瞬のエラーで全財産を失う可能性があると考えている消費者は76.5%にもなる。
  • O2CNI Lim, Chul | 入力 2018-02-15 06:00:00