ニュース > 政治
李明博元大統領を拘束…サラリーマンから大統領を経て逮捕へ
- 大韓民国第17代大統領を務めた李明博（MB）元大統領が退任から5年1カ月にしてついに拘束された。
ソウル中央地方法院（地裁）は22日、110億ウォン台の賄賂と340億ウォン台の秘密資金造成などの疑いを受けている李明博元大統領に逮捕状を発行した。サラリーマン神話を書いて大統領の位置にまで上がったが、最終的には牢屋に入ることになった。
李明博元大統領は貧しい環境で高麗大の商科を卒業した。
彼は大学卒業後に現代建設に入社して29歳で理事職に就き、35歳で現代建設の社長になるなどサラリーマン神話を作り上げた。
そんな彼は1992年当時に新韓国党代表だった金泳三元大統領から全国区の公認を受けて政治生活を始めた。
以後、1995年にはソウル市長の選挙で落馬したが、翌年の総選挙で鍾路区に出馬してイ・ジョンチャン候補を抑えて当選した。しかし、選挙法違反の疑いで裁判を受けることになり、その過程で議員職を辞退して米国に向かった。2002年にはソウル市長に当選して清渓川復元、公共交通機関システムの改編、ソウルの森とソウル広場造成など、様々な大型事業を意欲的に推進した。そして2008年に第17代大統領になった。
大統領当選後は実用主義を標榜して自由貿易協定（FTA）を締結して、平昌冬季五輪を誘致し、経済危機を克服したという評価も受けた。しかし、親戚や側近が次々と拘束され、政府発足直後に牛肉騒動などが起きて直撃弾を受けた。また任期中、22兆ウォンをかけて4大河川事業を進めたが総体的な赤字事業で環境破壊をもたらしたという批判を受けた。
李明博元大統領に対する捜査は文在寅（ムン・ジェイン）政府発足後に本格化した。「積弊清算」の一環として李明博元大統領に対する捜査が本格化し、李明博元大統領の側近たちはもちろん親戚まで検察の調査を受けた。
拘束令状に摘示された李明博元大統領の容疑は ▲国家情報院の特殊活動費授受疑惑 ▲イ・パルソン前ウリィ金融会長不法資金22億5000万ウォン ▲ダス140億返還介入とサムスン贈収賄疑惑 ▲ダス実質オーナー疑惑と経営不正疑惑などの12個だ。
李明博元大統領はこれらの容疑について強力に否認しており、今後の裁判の過程で長い攻防が予想される。 - 毎日経済 デジタルニュース局 ヤン・ヒョンジュ インターン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-03-23 10:05:15
