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消費者6万人がアップル相手に損害賠償請求…過去最大規模の訴訟

    • チョ・ゲチャン弁護士がソウル中央地方裁判所に訴状を提出している

    アップルを相手に6万人以上が参加した集団損害賠償訴訟が提起された。韓国の消費者訴訟の歴史の中で単一訴訟としては過去最大規模だ。

    法務法人ハンヌリのチョ・ゲチャン弁護士は30日午前9時30分、ソウル中央地方裁判所にアップル本社とアップルコリアを相手に損害賠償請求訴訟(損害賠償)の訴状を出した後、「海外でも50件以上の訴訟が提起された状況」とし「アップル本社がある米国の裁判の推移を見て、訴訟の進行に反映する計画だ」と語った。

    今回損害賠償に参加した消費者は合計で6万3767人だ。

    当初、訴訟参加の意向を明らかにした消費者は合計40万3722人だった。しかし実際に本人認証の手続きを経て委任契約を締結してiPhoneを保持・使用事実関連書類を提出する過程で原告数が減少した。請求金額は一人当たり20万ウォンずつ、合計127億5340万ウォンだ。

    先立ってアップルはiPhoneのOSであるiOSのアップデートをすると一定の環境でパフォーマンスが低下するようにした。瞬間的に負荷が大きくなった際に電源が落ちないようにするため性能を制限した。パフォーマンスの向上ではなく、パフォーマンスを低下させたことについてユーザーに正しく通知しなかったのが問題になった。

    ハンヌリはアップルが問題のソフトウェアアップデートを企画・制作してiPhoneユーザーに詳細を隠したまま配布したと指摘した。原告らが問題のアップデートをインストール・実行してiPhoneの性能が低下する損傷を受けたという主張だ。具体的には情報通信網法第48条第2項、消費者基本法第19条第3項等に違反したと指摘した。

    法曹界の関係者は「大企業を相手にした損害賠償は3審まで進むことがほとんど」とし「3審まで行けば5年ほどの時間がかかることもある」と説明した。続いて「米国で提起された訴訟の結果など、外部的な要因に基づいて迅速に終結する可能性もある」と付け加えた。

    ハンヌリは訴訟に関連する費用は原告から受けとらない。ただし勝訴時の成功報酬を受けとることにした。

    外信などによるとアップルは少なくとも60件に迫る訴訟を受けた状態だ。世界の多くの国で多発的に提起された。
  • デジタルニュース局 パク・ジニョン記者 | 入力 2018-03-30 11:05:02