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文大統領「緊急の経済時局…前例のない行動を」

「MERSやSARSとは比較できない」 

  • 文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は13日、「いまやMERSやSARSとは比較にならない緊急の経済時局」だとし、「過去の事例と比較はできるが、その時とは様相が異なり、特別なので前例のないことをしなければならない状況だ」と語った。

    文大統領はこの日、青瓦台で洪楠基(ホン・ナムギ)経済副総理兼企画財政部長官、李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行総裁、成允模(ソン・ユンモ)産業通商資源部長官、ウン・ソンス金融委員長とともに「経済・金融状況特別点検会議」を開催した席でこのように述べた。この会議は世界保健機関(WHO)が11日(現地時間)、「コロナ19」の「パンデミック(pandemic/世界大流行)」を宣言して以来、世界の金融市場に大きな衝撃が及んだことから緊急招集された。

    イ・ジュヨル韓銀総裁までが参加したことは異例だ。青瓦台がそれだけ状況を深刻に認識しているということを意味する。金利の決定権は韓国銀行の金融通貨委員会の固有権限だ。しかし、李総裁がこの会議に出席したことは、政府側から利下げを望んでいるという点を迂回的に表したものではないかという解釈が出ている。この日の会議では追加の補正予算案の増額の規模、2次補正予算の編成の可否、金融市場の安定対策などが多様に議論されたものと予想される。

    文大統領は「経済政策を行う方々は、過去の緊急事態に準じて対策を考えるケースがある」と指摘し、特段の対策を注文した。ムン大統領は「政府は過去に行ったことのない対策を、前例のない対策を最善を尽くして作り出さなければならないだろう」と要請した。

    文大統領はまた、「政府は国民の苦しさを察し、なんとしてでも国民の側から解決していくという意志を見せなければならない」と強調した。

    企業の海外出張と関連して、文大統領は「政府の健康確認書を所持したわが国の企業が、企業活動のために例外的に入国するできるようにする案が標準モデルになるように、国際機関などで議論することを検討してほしい」と指示した。

    補正予算の増額をめぐって政府・与党の対立が高まったことと関連して、文大統領は洪副総理を信任する発言を行った。文大統領は洪副総理に、「これまでも上手くやって来たから、これからも上手くやって欲しい」と念を押し、洪副総理は「最善を尽くす」と答えた。
  • 毎日経済_パク・ヨンボム記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-03-13 14:46:11