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「梨泰院ショック」…むしろ飲み屋は繁盛


    「梨泰院クラブ発コロナ19集団感染」の懸念が高まっているなかで、9日に全国の居酒屋を含む遊興店などの流動人口が減っていないことが分かった。

    14日、KDX韓国データ取引所と位置情報技術企業ロプラット(loplat)社が全国のWi-Fiベースの位置ビッグデータ20億件を分析した結果、京畿道など多くの自治体ではクラブなどの遊興店に対する集合禁止命令を下す「強い手」を下したが、居酒屋やパブなどは依然として流動人口は減らなかった。

    このデータによると、梨泰院クラブを訪問した「龍仁66番患者」の発生が知られた後の最初の週末の9日と2日を比べてみると、一般の飲み屋への訪問者はむしろ2.5%増加した。日本式の「居酒屋」も2.8%増加したことを示し、ホップチブ(ビール専門店)は2.2%の減少にとどまった。

    このような居酒屋・飲み屋は通常の飲食店に分類されたケースが多く、集合禁止命令が適用されない。実際に、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は11日の定例ブリーフィングで、「遊興店への営業中断に対する風船効果が懸念される」と述べた。このほか梨泰院に起因する二次感染事例が発生したアスレチック(20.9%)と浴場(16.7%)への流動人口が増加した。ゴルフ練習場(36.8%)とプール(32.4%)やビリヤード(15.6%)、キッズカフェ(14.7%)、ダンス学院(4.2%)、漫画喫茶(4.2%)、ネットカフェ(2.0%)、読書室(1.3%)などの密な接触が懸念される多くの場所の訪問者は、梨泰院の患者発生後もさらに増えたと分析された。

    商圏別に分析してみると、梨泰院商圏はまさに直撃弾を受けた。今月2日の流動人口は「コロナ19」発生前の昨年12月第1週末の80%まで回復したが、患者発生の後は流動人口が急減し、コロナ19発生前の37%水準にとどまった。これは全国の商圏のなかで流動人口が最も低い数値だった。

    コロナ19の打撃が大きかったソウル市の明洞は、連休があった今月2日にはコロナ19以前の61%水準にまで流動人口が回復したが、梨泰院の患者発生後は再び43%水準にとどまった。
  • 毎日経済_イ・ドンイン記者/ミン・ギョンヨウンMBN記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-05-14 18:01:53