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ソウル市の感染、1000人超…「マルチ」と「卓球場」で
希望者に無料検査を実施
「コロナ19」確定者が発生したソウル市中浪区のウォンムク高校で、学生と教職員が検査を受けるために順番を待っている。 8日、ソウル市教育庁は中浪区内の14小・中・高校で登校授業を遠隔授業に切り替えした。 [キム・ジェフン記者]
これまで確定者が出なかったソウル市九老区の加里峰洞（かりぼんどん）の中国同胞の居住地でも初めてコロナ19確定者が現れた。マルチ商法の訪問販売業者「リッチウェイ」と「卓球場」などを中心に拡散傾向の深刻化で、ソウル市の累積確定者数は1000人を超えた。また、仁川国際空港の税関では感染した従業員が高熱などの症状が明らかになったにもかかわらず、5日のあいだ通常勤務したことが分かり、防疫当局を緊張させた。
ソウル市九老区によると8日、加里峰洞の「中国同胞憩いの家」の居住者のうちから8人の感染者が発生した。60～80代の確定者は冠岳区の「リッチウェイ」訪問者と中国同胞憩いの家に一緒に住んでいて感染したと推定される。また、ソウル市江西区麻谷洞（まごくとん９所在の「SJ投資会社」に勤務する50・60代の女性もこの日、新規で確定判定を受けた。ソウル市陽川区（やんちょんぐ）木洞（もくとん）の卓球場で既存の確定者と接触した江西区の60代男性、陽川区の60代男性も確定されて、「卓球場」関連の感染者数は48人に増えた。中央防疫対策本部は疫学調査の結果、5月28日の陽川区の卓球場訪問者が5月31日に龍仁のクンナム教会で礼拝したことが確認され、2つの集団発症事例を一つに結んだ。このうち陽川区卓球場関連が29人で、龍仁市クンナム教会関連が19人だ。このほかに京畿「富川クーパン物流センター」では自己隔離を解除する前の検査で4人、隔離中だった接触者1人の計5人が追加され、累積確定者数は138人だった。
ソウル市は感染者が継続して発生している「リッチウェイ」事例と同様の集団感染を防ぐために、訪問販売業者の商品説明会、教育、セミナー、レクリエーションなど広報館形態の集会に対して「集合禁止命令」を下した。また、マルチ販売、訪問販売業者、訪問販売事業所など3つの危険業種7333ヶ所に防疫上の注意遵守命令を下した。またソウル市は市内の卓球場350ヶ所に対して運営自粛を勧告し、感染症予防の規則遵守命令を下した。朴元淳（パク・ウォンスン）ソウル市長はこの日の定例ブリーフィングで、「屋内体育施設のうちでも激しい活動が行われるGX、ズンバ（zumba dance）、エアロビクス、テボ（テコンドーとボクシングの組み合わせ）、スピニングなどには既に運営自粛勧告を出した」と語った。
仁川空港の税関では50代の男性職員が先月28日、確定者の発生した陽川区卓球場を訪問した後、5日に確定判定を受けた。この従業員は先月31日に疲労と風邪の症状を感じたが、確定判定を受けるまで5日のあいだ通常勤務を行い、仁川空港の関係者384人など670人あまりと接触したことが分かった。接触者を対象に検体の調査を行った結果はすべて陰性と判定されたが、税関当局はコロナ19の症状時は自宅隔離するようにした政府の対応のガイドラインに準拠しない接触者が数百人に達するまで放置したという批判が提起される。
一方、ソウル市はこの日から自主的に申請した市民は無料で毎週コロナ19の検査を受けるようにした。先着1000人を募集したが、午前中にすべて満了となった。無料でコロナ19の検査を受けたい市民は来る15日から、先着1000名に限り申請することができる。- 毎日経済＿チ・ホング記者／チョン・スルギ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-06-09 00:10:25
