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ウリ技術、最高評価の列車自動停止技術を開発

無線で列車間隔制御…ヨーロッパで「SIL4」評価獲得 

    • < ノ・ソンボン代表が無線列車制御システムについて説明している >

    去る5月2日、ソウル地下鉄2号線の上往十里駅。電車追突事故が発生し、391人が重軽傷を負った。

    警察の調査の結果、ソウルメトロの従業員が電車の自動停止装置(ATS、Automatic Train Stop)監視モニターで信号エラーを発見しても、現場の修復処置を適切にとらなかったなど、総合的な人災として結論付けられた。信号システムエラーの時点から事故が発生するまで、電車が運行されるままに放置したのだ。

    無人列車のCBTC技術、中小企業が国産化に成功

    結局、これらの電車事故がまったく起こらないようにするには、「人のミス」が介入しないように基本的な「機械のエラー」を遮断する必要がある。これを可能にする技術が、まさに「無線通信基盤の列車制御システム(CBTC、Communication-Based Train Control system)」だ。

    CBTCは、これまで外国の技術に依存してきたことが問題だったが、今回、ウリ技術(代表:ノ・ソンボン)が国産化に成功した。ポスコICTも共同参加した。

    無線で速度·位置の把握

    ノ・ソンボン代表は「CBTCは列車と地上間の双方向無線データ通信を使用して、各列車の速度と位置を認知して、地上では、各列車の間隔を精密に制御する最先端のシステムだ」とし、「運転手が列車に乗らずに無線通信を活用して、列車の出発、停止、移動経路、車両間の間隔をリモートで制御することになる」と説明した。

    特にこの会社が開発したCBTCは、エラーの可能性が事実上「ゼロ」であるため、最高の安全性を担保することが注目されるところだ。海外の安全性評価認定機関から、韓国初の最高評価である「SIL(Safety Integrity Level)4」認証を先月獲得した。通常制御技術自体が特別なものではなく、全体的に制御機能をどのように完全にして安全性を確保するかが重要だ。

    ノ代表は「国際標準規格説明書によると、システムが正常に動作しない可能性、つまり失敗の確率が『SIL4』の場合1時間に1億分の1で、1万年に一度程度の故障確率を意味する」とし、「通常、産業用機器が受ける『SIL2』評価の100倍、『SIL3』と比較しても10倍の安全性の差がある」と強調した。そのため、「列車の無人化の中核がまさにCBTC技術だ」とし、「ソウル新林線路面電車と城南~驪州間電車など、今後新設される路線は、すべて、この最先端システムを適用することが予想され、既存で運営している路線のシステムのアップグレード需要も相次ぐだろう」と予想した。

    続いて「海外の入札もCBTC導入のための基本的な条件として『SIL4』認証を要求すると見られ、輸出基盤も確保したということに意味がある」と付け加えた。ウリ技術の昨年の売上高は約195億ウォンだ。
  • 毎日経済_ミン・ソクキ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-19 17:01:02