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モーションデバイス、ゲーム用モーションシミュレータ「トップドリフト」開発

www.motion-device.com 

    • < イ代表が「トップドリフト」を試演している >

    一見ゲームセンターでよく見られるレーシングゲーム機と大きく変わらない。しかし、ゲームを起動すると、新しい世界が繰り広げられる。ハンドルを操作する方向に応じて椅子が左右方向に回転し、上り下りに合わせて傾斜が変化する。

    京畿道安山に所在するベンチャー企業モーションデバイス(MOTION DEVICE、代表:イ・ジョンチャン)で作ったゲーム用モーションシミュレータ、「トップドリフト」が与える喜びだ。モーションシミュレータとは、仮想現実を体で体感することができるようにする装置だ。過去にはパイロットの訓練など、主に軍事用に使われた。最近、米国、ロシア、チェコで1億ウォン未満の製品を作ることに成功し、韓国内でもモーションデバイスが初めて開発に成功した。

    モーションデバイスは既存の外国製品の短所を補完した。1人乗り基準で1台当たりの価格が3000万ウォンと、米国(5800万ウォン)、ロシアやチェコ共和国(3800万ウォン)に比べて安価で、駆動に必要な電力量も減らした。特殊車輪を装着して移動設置も容易だ。

    「トップドリフト」の他の特徴は、2人乗り製品もあるということだ。一緒に操作するのではなく一人は隣の席で見物だけする。年少の子供たちと一緒に乗る親や、恋人同士のための製品だ。イ・ジョンチャン代表は「はじめ、2人乗りは経済性が落ちると予想したが、実際に設置してみると、むしろ1人乗りよりも人気が高い」と述べた。

    韓国産業技術大学産業融合地区に入居しているモーションデバイスは、2012年中小企業庁サービス研究開発の課題として、モーションシミュレータを開発し始めた。昨年5月、最初の試製品で展覧会に出品しており、今では全国各地の観光地とテーマパークに製品が設置されている。輸出のために、中国、フィリピン、南米で現地パートナーも確保した。
  • 毎日経済 チョン・スンウ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-12-07 17:33:54