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イーピーケムテック、強化ガラスレベルに硬度を高めて低価格携帯電話市場攻略

スマートフォンの画面を強化プラスチックに 

    • < イ・ソングォン代表が塗料の製造に使われる実験装置の動作原理を説明している >

    ハイスペックスマートフォンを購入すると、ビューカバーというケースが提供されたりする。ところで、不思議なことに、このビューカバーのカバーには透明なプラスチックのウィンドウがついているが、カバーを開けずにウィンドウのみをタッチしても電話を受けることができる。忠清北道にあるイーピーケムテック(代表:イ・ソングォン)は、ビューカバー開発の隠れた主人公だ。導電性を帯びる特殊フィルムをコーティングしたプラスチック製の板で、韓国内の主要なスマートフォンのビューカバーを作っている。ノキア、ソニー、ファーウェイ社への輸出もする。

    中小企業の開発者出身であるイ・ソングォン代表は、2007年に塗料の企業イーピーケムテックを創業した。

    イーピーケムテックが本格的に成長したのは2012年のコーティング事業に進出してからだ。本来、塗料製造業とコーティングは前後方産業で互いに侵犯しないことが慣例だ。しかし、イーピーケムテックは最大の顧客が倒産したため、連鎖倒産を避けるために仕方なくコーティング事業に参入した。倒産した取引先の人材を吸収し、最新の設備を備えた。韓国内の大手企業とグローバル企業の要求レベルに合わせるために、クリーンルームを作って国内初の耐指紋フィルム・ウェットコーティング工法を開発し導入した。この工法は、従来の方法に比べて70%程度のコスト削減することができる。それだけ価格競争力が高まるものだ。

    イ代表は「不良品が発生した場合、塗料が問題なのかコーティングが問題なのか責任の所在をはっきりさせることが難しい」とし「私たちは全て自主的に生産するため、最終的に顧客から好まれる」と強調した。

    イーピーケムテックが最近関心を持っている分野は、低価格スマートフォン市場だ。イ代表は、「スマートフォンの原価のうち、強化ガラスが占める割合が30%に達している」とし「塗料とコーティング技術で強化ガラス比90%以上の硬さをプラスチックで達成した」と明らかにした。 2013年の売上高は44億ウォンであり、昨年は11月までに71億ウォンを記録した。
  • 毎日経済 チョン・スンウ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-01-04 17:19:57