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肝繊維症治療剤の開発の可能性

  • 高麗大大学院の医科学のオ・ジュンソ教授がアルブミン融合タンパク質が肝線維化を大幅に改善するという研究結果を導出して、生命工学分野の権威誌(EMBO molecular medicine・IF8~10)の最新号に掲載されたと20日、明らかにした。

    肝組織の線維化は肝細胞を損傷させて、続いて肝機能を流失させて、人体の健康を威嚇するが、肝組織の線維化に対する分子機械(molecular machine)が明確に究明されていなかった。これにより、ターゲットの選択性がある治療候補物質が開発されておらず、現在までに肝臓移植以外には、適切な治療法がないと知られている。

    慢性的な肝組織の損傷が発生すれば、肝組織を構成する複数の細胞の一つである性状細胞が活性化過程を経て、筋繊維芽細胞に変わり、線維化発生に決定的な役割を果たす。

    オ教授は、性状細胞の活性化過程でレチノイン酸が関与して、性状細胞内アルブミンはレチノイン酸を除去して細胞の活性化を抑制させることを観察した。この研究の結果を応用して、アルブミンを構成するドメインⅢとレチノール結合タンパク質を融合させており、融合タンパク質が性状細胞にターゲットとなることを確認した。

    また、肝線維化の動物モデルを用いた実験で、注射された融合タンパク質が肝線維化を大幅に改善させることを観察した。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-04-20 17:27:52