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サムスンディスプレイ、55インチの透明・ミラーOLED次世代ディスプレイを公開

RETAIL ASIA EXPO 2015 

    サムスンディスプレイが9日から11日まで、香港のコンベンションセンターで開かれる「リテール・アジア・エキスポ 2015」で、55インチサイズの透明とミラーの、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイを世界で初めて公開した。

    今回の展示会でサムスンディスプレイは、インテルと協力して大規模なOLEDとIoT(モノのインターネット)技術を組み合わせた拡張現実ソリューションを発表した。透明なOLEDディスプレイは、実物の自動車を見ながら製品情報や機能、オプションの着脱の様子を確認できるオート・モバイル・リアルセンス・ソリューションに適用された。ミラーディスプレイはジュエリー店でネックレスやイヤリングの着用姿を確認できるように作られた。

    55インチの大画面で透明・ミラー型OLEDを披露したのは、サムスンディスプレイが初めてだ。サムスンディスプレイの透明OLEDは、透過率45%、フルHD解像度、色再現性100%で、これまでの透明LCDに比べて性能がはるかに高い。

    ミラーOLEDも反射率が75%で、従来のLCDミラーの50%を超えて、実際の鏡と対等な水準だ。コントラスト比は、少なくとも10万対1、応答速度は1ms以下で、ディスプレイ自体の性能も優れている。

    特に、インテルの顔面・動作・背景認識技術「リアルセンスソリューション(Intel®RealSense™Technology)」と結合して、IoT技術の成長可能性を高めたという説明だ。サムスンディスプレイの関係者は、「現実感の高い拡張現実の環境を具現することにより、自動車の販売担当者は、大型の透明ディスプレイを中央に置いて自動車を直接操作させ、モーションコントロールで製品を簡単に説明することができる」とし、「ミラーディスプレイは、洋服店に直接訪問しなくても家で商品を着た姿を事前に確認した後、購入を決定することができる」と語った。
  • 毎経ドットコム_キム・ヨンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-06-10 11:34:15