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「国民魚」サバ・明太から放射性物質のセシウム検出

市販水産物5.3%から表れる…国内基準値用意至急 

    市販されている水産物の5.3%から放射性物質であるセシウム137が検出されたことが分かった。

    市民放射能監視センター、環境と自治研究所、釜山環境運動連合は、国内市場の流通水産物に対する放射性物質調査の結果、「調査した150つの試料のうち、5.3%に該当する8つからセシウム137が検出された」と23日、明らかにした。

    調査はサバ、明太、タラ、昆布、明太の内臓、明太子、ワカメなどを対象に、去る3月から11月まで、ソウル、釜山、光州地域の大型割引店と在来市場で購入した水産物を対象に行われた。

    分析の結果、150つのうち、5.3%に該当する8つから放射性物質であるセシウム137が検出された。平均検出濃度は0.53ベクレル/ キログラム(最大1.09ベクレル)と表れた。水産物から検出されるセシウムの基準値は、現在、韓国にはなく、ドイツの場合、子は4ベクレル、大人の魚は8ベクレルが基準値だ。

    セシウムが検出された試料は、明太とタラが各3件、昆布とサバが各1件だった。原産地別では、ロシア産が6件と最も多く、残りの2件は国内産だった。昨年の調査と比較すると、検出率は6.7%から5.3%にやや低くなって、検出された水産物の種類や原産地の特性などは、大きな差がなかった。

    環境と自治研究所の関係者は、「最近2年の調査で、セシウムが検出された日本産水産物はなく、福島原発事故以来、政府の日本産水産物の輸入制限措置が比較的よく管理されていると判断される」とし「ロシア産の放射性物質の検出率は未だに高く表れ、日本産以外の輸入水産物に対する検査システムを強化しなければならないということが分かった」と述べた。

    この関係者は「国民の健康を守るためには、水産物に対する放射性物質の基準値を早めに用意しなければならない」と指摘した。
  • 毎日経済 釜山=パク・ドンミン記者 / 写真=photopark.com | (C) mk.co.kr | 入力 2015-12-23 11:19:29