記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)

車で携帯電話を充電すると…家よりも33倍高く

    携帯電話を車で充電することは、家で充電するよりも33倍高くつくという研究結果が出た。自動車が動く際に発生する電気を使うため、「タダ」だと思っている消費者が多いが、実際にはそうではない。

    米国ブルームバーグドットコム(Bloomberg.com)は12日(現地時間)、自動車会社ゼネラルモーターズ(GM)出身の研究者ジョン・ベリーサ(Jon Bereisa)と米国環境保護庁の研究を引用してこのように明らかにした。

    報道によると、米国を基準に携帯電話1台を車で充電する際は、ガソリン1ガロン(3.8リットル)あたりの走行距離が0.03マイル(48メートル)少なくなる。米国全体では、1年間に携帯電話の充電だけで1億ガロンのガソリンが消費され、コストは合計2億ドルにのぼる。また、携帯電話の充電に起因する環境汚染の被害も大きい。1年間に97万トンの二酸化炭素が排出され、乗用車18万5257台を余分に運転する効果を出す。これは石炭9億4500万ポンド(43万トン)を燃やすのと同じレベルだ。

    問題は、乗用車の利便性を高めるためにタッチスクリーンなど、より多くの電子機器を装着した自動車が登場しているという点だ。業界では、12ボルトバッテリーの代わりに48ボルトバッテリーを搭載しようとする動きも現れている。米国でUSB充電端子の付いている車の販売台数は、昨年の1460万台から2022年には1670万台まで増える見込みだ。同じ期間に、世界的には4900万台から8500万台に増加するものと見られる。

    ベリーサ研究員は、携帯電話を自宅で充電することがコストと大気汚染を減らす方法だと助言した。自動車で1時間充電した場合、ガソリン価格で2セントを消費するが、家では0.06セントで充分だからだ。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 イ・ガヒ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-14 09:32:13