記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)

脳卒中の潜在的な爆弾「もやもや病」を警戒せよ

    他の疾病と同じように脳卒中にも前兆症状がある。代表的な前兆症状はもやもや病だ。

    もやもや病は脳血管を塞ぐ非正常的な欠陥がまるで煙や霧のように見えるために付けられた名前だ。進行性脳血管閉鎖疾患として内頸動脈と大脳動脈の結着や弊社とともにタバコの煙のように広がっている模様を見せることが特徴だ。主に韓国、日本など東アジア国家で発病し、発病年齢は小児から成人まで多様だ。

    延世大学江南セブランス病院神経外科キム・ヨンベ教授は「もやもや病はそれ自体が危険なのではなく、潜在的に脳卒中を引き起こす可能性があるため臨床的に意義がある疾患」だとし、「成人は非正常に育ったもやもや血管が破裂して出血性脳卒中や脳梗塞を、小児は一過性虚血発作が起きて脳梗塞を誘発する原因ともなるため、未然に予防することが良い」と話した。

    もやもや病は血管が塞がったり非正常血管が発見されれば、コンピュータ血管撮影やMRIでも診断が可能だ。特別な症状がない場合には長期的な診察と既存脳卒中危険因子を管理するレベルから診断することが一般的だ。

    治療は症状の有無によって変わる。脳梗塞や一過性虚血症状といった脳血流不足が原因となった場合には、不足した脳血流を補充するために脳血管手術を行うこととなる。頭皮に小さな血管をはく離して脳血管に吻合させる手術だ。血管が自ら育つようにする間接的にバイパスを作る手術と直接吻合させ血流を補充する直接的にバイパスを作る手術もしくは二つを同時におこなう手術方法がある。手術法は患者個々人の血管状態や手術の適合性を鑑みてもっとも有利な方法を選ぶ。

    もやもや病が発生した成人は脳卒中の危険因子を持つ場合が多い。このため、もやもや病は脳卒中関連専門家たちが協診を通じて患者を多角的に診断し治療と管理する病院を訪ねることが良い。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-15 11:27:59