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SKテレコム、MWC2016で世界初「5G」のデモ公開

LTEよりも200倍速く 

    • < 次世代移動通信の速度競争 >

    SKテレコムは現在のLTEよりも200倍以上も速い5世代(5G)移動通信サービスを22日(現地時間)、世界で初めてデモンストレーションを行う。スペインのバルセロナで開幕する「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」会場だ。 5Gは既存の無線通信と質的に全く異なる画期的なサービスで、各国の通信事業者のあいだで技術開発競争が激しい。国内の事業者が世界で初めてデモンストレーションを行うことにより、5Gの主導権争いで優位を占めることができると期待される。

    14日、SKテレコムは「MWC 2016」開幕日の22日、バルセロナで世界初の20Gbps(ギガビット秒)の速度の通信技術を実証する」と明らかにした。 20ギガビット級は国際電気通信連合(ITU)が定義する、5Gサービスの核心要件だ。これまで5Gサービスに近い速度のデモは何回かあったが、20ギガビット級は今回が初めてだ。今回のデモのために、SKテレコムはノキアやインテルなどと協力する予定だ。 SKテレコムが実証に成功すれば、わが国の次世代通信技術の競争力を確認できる契機となるものと見られる。

    5GサービスはLTEよりも速度が200倍以上速く、1000倍以上の容量のデータを伝送できる次世代の移動通信サービスだ。 2ギガバイト容量の映画をダウンロードするには1秒もかからないし、18ギガバイトの超高画質(UHD)映像も7.5秒でダウンロードできる。現在、LTEでUHDコンテンツをダウンロードするには8分、3Gサービスで受け取るには2時間47分もかかる。 5Gサービスが実現すると、大容量のデータを迅速に伝送することができる。バーチャルリアリティ(VR)やホログラム、遠隔医療などの、映画や想像の中でのみ可能だったサービスが現実化される。

    SKテレコムは今回のMWCで20Gbps(1秒あたり20ギガビット)通信により、ホログラムやVR技術を採用したリアルな5Gコンテンツを公開する予定だ。SKの関係者は、「バルセロナの主要な観光地を盛り込んだ360度ホログラムコンテンツを準備中」だとし、「映画で見たようなシーンの演出を期待してもらっていい」と語った。調理台や皿に材料を置くと、すぐにレシピを開く「マジックテーブル」などの新しいプラットフォームサービスも公開する予定だ。
  • 毎日経済_イ・ソンヒ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-15 10:14:29