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テクノロジー > IT・科学

生活中のカビをリアルタイムで検出するシステムが誕生

    • < イ・ビョンヤン高麗大学教授 >

    高麗大学の研究陣が日常生活の中でカビをリアルタイムで検出できるカビ検出システムを開発した。

    高麗大学は17日、高麗大学工学科機械工学部イ・ビョンヤン教授の研究チーム(第1著者キム・ジュンヒョプ機械工学科修士号の卒業生)が夢の素材と呼ばれるカーボンナノチューブ(carbon nanotube)にカビと特異的に付くレセプターを結合する形式で、核心センサー部を考案し、レセプターの寿命を延ばすために、低温度で検出できる機能の実現に成功したと明らかにした。空気中のカビ菌が液体に捕集された後、カーボンナノチューブセンサーに触れると、レセプターがカビ菌と結合し、この結合をカーボンナノチューブが検出する方式だ。

    レセプターは、細胞表面で一般的に見られる分子で、細胞外部から化学信号を受けたり、外部と相互作用する。このような外部物質が受容体と結合して細胞反応を起こしたり、細胞を固定化するために使用される。

    今回の研究は、韓国環境産業技術院の課題である生活共感環境保健技術開発事業の支援を受けて進行され、環境科学技術分野の権威ある国際学術誌『Environmental Science and Technology』オンライン版に掲載(4月12日)された。

    研究陣によると、これまで空気中のカビ菌をフィルターなどに捕集してカビ菌の遺伝子を一つ一つ解読し、最終診断するまで3~5日かかり、高価な遺伝子解析装置と専門人材が必要だった。しかし、今回開発された装置は、専門家でなくても簡単に使用でき、リアルタイムで空気中の浮遊カビの種類と濃度を10pg/ ml単位まで精密に検出できる。検査結果は、コンピュータや無線端末を通じて簡単に認知できる。

    研究陣は、この技術を実際の製品に活用する場合、喘息やアレルギーなどの室内空気による多くの疾患の予防の転換点になると期待した。簡単な洗浄でセンサーを初期状態に戻せ、繰り返し使用が可能であるため、実用化の可能性も高いと予想した。
  • 毎日経済デジタルニュース局 チョ・ソンシン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-05-17 11:37:46