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もっと! コリア (Motto! KOREA)

認知症予防、生活習慣の見直しと脳を管理する「脳美人」

認知症、40・50才から芽生える 

    • 建国大病院長ハン・ソルヒ

    認知症にも前兆症状がある。中年期に生じた認知症の種子は、私たちがどのような生活習慣で一生を生きていくかによって認知症の花を咲かせたり、痕跡もなく消すこともできる。たとえ認知症の危険が高い遺伝子を受け継いで生まれてきても、私たちの脳をどのように育てて管理するかによって認知症のない活気に満ちた老年を迎えることができる。

    40代・50代の認知症の芽をなくすための健康な生活習慣を「考えを変えよう」を提案する。これは、考えを若くしよう、覚醒して禁酒・禁煙しよう、正しい姿勢で活発に歩こう、飾らない脳健康のための献立を準備しよう、気分良く隣人のために奉仕しようなど、5つの項目をちゃんと守ろうという意味だ。

    固定概念を捨てて、物事を新しい観点から眺める習慣を育て、好奇心を持って何か新しいことを学ぶことは認知症の芽をなくすのに最も良い。活発に歩くことも脳血流を改善し、神経細胞を保護する物質である神経栄養因子(BDNF)の生成を増加させることができる。堅果類と青魚はオメガ脂肪酸の含有量が高く、血中コレステロール濃度を改善し、脳血管を丈夫にして脳血流を円滑にする。

    • サムスンソウル病院ナ・ドクリョル教授

    認知症の症状が始まる平均年齢は約70~75才だ。認知症の芽が認知症として現れるまで約25年かかるという点を勘案すれば、50才からすでに脳の中にアミロイドが溜まりはじめると見ることができる。認知症は誰でもかかる可能性がある。しかし、顔を管理するように脳を管理する「脳美人」は認知症を予防することができる。

    脳美人になるための方法として「人事を尽くして天命を待つ」を勧める。これは汗が出るように運動し、情け容赦もなくタバコをやめ、社会活動と肯定的な思考をたくさんし、大脳活動を積極的に行い、浅はかにお酒を飲まずに、寿命を延長する正しい食事をしなさいということだ。

    毎日運動をするとアルツハイマー病になる確率は80%低くなる。喫煙を始めて25~30年過ぎるとアルツハイマー病の危険が250%増加する。社会活動をせずにひとりで寂しく過ごす人は認知症にかかる確率が1.5倍も高い。TV視聴など受動的な精神活動だけをすると認知障害にかかる確率が10%増える。飲みすぎや暴飲は認知障害にかかる危険性を1.7倍も高める。肥満である人が3年後に認知症にかかる確率は、正常体重の人よりも1.8倍高い。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-05-20 15:18:02