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ゲーム1つで活気付いたPC市場

『オーバーウォッチ』の華やかなグラフィック、ハイスペック触発 

    沈滞の一途を歩いていたPC市場が、シューティングゲーム『オーバーウォッチ』の発売をきっかけに活気を帯びている。ハイスペック性能を要求する『オーバーウォッチ』がPCバン(ネットカフェ)シェア1位を占めるなどと、突風を起こしながらPCの交換に対する需要が増えている。新たな需要の創出を悩んでいたPC業界は、ゲームの波及力に注目している。

    13日、価格比較サイト「ENURIドットコム」によると、5月にブリザードが新しいシューティングゲーム『オーバーウォッチ』を発売した後、別名「オーバーウォッチPC」が500種以上発売された。中小PCメーカーがオーバーウォッチのプレイに適した部品を集めた組立型PCだ。CPUはインテルCore i5やi7、グラフィックスカードはGeForce GTX960、Radeon R9380以上などと、発売1年前後の最新部品で構成されている。

    最新のCPUの販売も増えている。インテルによると、同社のCPUが搭載された国内発売全体組立型PCで、インテルCore i7が占める割合は、第1四半期に9%、第2四半期に11%、第3四半期に13%と増加している。昨年9月に発売されたインテルCore i7は、高画質の映像・録画および編集・エンコードまでのマルチプロセッサをサポートする最上級CPUだ。インテルコーポレーションは、「第1四半期の販売台数が多く、2~3四半期の売上高は減少することが普通だが、Core i7はオーバーウォッチ発表後の6月から販売が増えている」とし、「新しいCPU販売の増加は、PCの交換がそれだけ活発である傍証だ」と説明した。

    PC業界が販売促進の原因にオーバーウォッチを挙げた理由は、オーバーウォッチが高性能を必要とするゲームであるからである。開発会社ブリザードは、このゲームの最小仕様でCPUは​​Intel Core i3は、グラフィックスはNVIDIAのGeForce GTX 460以上を要求する。通常プレイヤーは開発会社が提示した最小仕様よりも2〜3段階の高PCでゲームを楽しむためにオーバーウォッチをプレイするには、PCのアップグレードが必要である。

    特に、PC性能を左右するCPUの交換需要が多い。オーバーウォッチは、プレイ映像を録画して中継するeスポーツトレンドに合致するコンテンツだ。したがって、多重処理をサポートする高度なCPUが必要だ。3Dフルグラフィック、録画・中継までのマルチプロセッサを処理しようとするなら、事務用PCは耐えられない。インテルコリアの関係者は、「Core i7は、マルチ作業を分配して速度と性能を最大限に引き上げた」とし、「ゲームと録画、ストリーミングの同時処理に特化した製品で、ゲーマーたちに大きな人気を集めている」と説明した。

    インテルコリアの関係者は、「ヒットゲームが新たな需要につながるだけに、PC業界はゲーム産業の拡大のための投資を増やしていくだろう」と伝えた。
  • 毎日経済 イ・ソンヒ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-09-17 09:20:20