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テクノロジー > 健康・医学

精子の動きを一時停止させる男性避妊薬を開発

    精子の動きを一時的に停止させ、卵子との受精を防ぐ「男性避妊薬」が開発された。

    英国のウルヴァーハンプトン大学とポルトガルのアヴェイロ大学の共同研究チームは23日、最近精子の中に入って精子が泳ぐために使用するの尾の動きを一時的に停止させる新物質を開発したと英国メディアが報道した。

    この避妊薬は、精子のタンパク質の活動を一時的に停止させる。新物質は、合成ペプチドで精子の中に入った後、精子の表面に染みこんで精子の尾を動かすタンパク質の活動を停止させる。精子は移動性を失い、卵子まで到達できない。研究チームのジョン・ハウル博士は、「男性の不妊の代表的な原因のうちの1つは、精子が活発に動けないことだということに着目した」と説明した。薬の効果は、数日以内に消えることが分かった。

    ペプチドとは、少数のアミノ酸が結合したもので、細胞の活動方式に影響を与えるが、この男性避妊薬はわずか数日以内に効果が消滅して精子の正常な機能がよみがえる。これに比べて女性の経口避妊薬は、毎日服用しなければならず、妊娠を試みる数週間または数カ月前に止めなければならない。

    共同研究チームは、今後2~3年間で男性用避妊薬に対する動物実験を行う計画であり、早ければ2021年の初めには商用化できると予想した。ハウル博士は、「男性避妊薬は、経口用や鼻スプレー、または皮下インプラントとして商品化でき、それ以外にどのような形態でも開発が可能だ」と伝えた。
  • 毎日経済デジタルニュース局 ソ・ジョンユンインターン記者 / 写真=photopark.com | (C) mk.co.kr | 入力 2016-10-26 14:14:00