記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
テクノロジー > 健康・医学

片頭痛もボトックスで治療する

翰林大江南聖心病院が「片頭痛ボトックスクリニック」を開設 

    片頭痛は、頭の血管の機能異常が原因で発作的に繰り返し現れる頭痛で、時によって食欲不振、嘔吐、まぶしさなどに伴う症状が現れることが特徴だ。頭痛を1カ月に15回以上経験し、そのうち8回以上が片頭痛として現れ、3カ月間持続する場合、慢性片頭痛と診断する。慢性片頭痛は、患者本人自ら解決することは困難な疾患で専門家の相談と治療が必要だ。

    最近、片頭痛の治療法にボトックスが注目されている。ボトックス注射は最近、米国神経科学会(ANN)が勧告した慢性片頭痛の治療法だ。研究結果によると、ボトックス治療は3カ月間片頭痛を大幅に減らし、予防効果が持続されることが分かった。さらに、ボトックスは薬物治療に効果がない慢性片頭痛患者の75%で、これといった副作用なしに頭痛緩和の効果を見せ、繰り返し投与する場合には症状をさらに緩和させた。

    これと関連し、翰林(ハンリム)大学江南聖心病院(病院長イ・ヨング)は2日、慢性片頭痛患者の治療のための「片頭痛ボトックスクリニック」を開設して診療を開始した。「片頭痛ボトックスクリニック」では、慢性片頭痛の正確な診断およびカスタム治療、ボトックス注射を通じた専門的治療を提供する。

    神経科のチュ・ミンギョン教授は、「ほとんどの頭痛患者が頭痛専門医のもとに訪れず、数年間我慢できない苦痛の中で生きていく。頭痛患者に正確な診断とカスタム治療、満足度の高いボトックス治療方法を適切に教えるためにクリニックを開設した」とし、「慢性片頭痛患者が苦痛から抜け出し、生活の質を向上させられることを願う」と伝えた。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者 / 写真=photopark.com | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-06 15:28:25