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現代自動車「IONIQ」、夜道も気にせず自律走行…CES 2017

    △現代自動車は「CES 2017」を迎え、米ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)周辺の都心からアイオニック2台で自律走行を披露した。アイオニックは夜間でも安定して自律走行するようすを見せた。 [写真提供=現代自動車]

    「人が運転するのとまったく同じだ。私より運転実力が良いみたいだ」。(クラウディア・クルーズCNET記者)。「急に人が道路に飛び出したけど、車がこれを正確に認知して止まった。驚くばかりだ」。(ルカ・シフェリ オートモーティブニュース記者)。

    世界最大の家電展示会「CES 2017」開幕二日前の3日(現地時間)、米ラスベガスの真ん中にアイオニック・ハイブリッド自律走行車が登場した。現代自動車が国内外の記者を招待して、実際の道路で自律走行車のデモイベントを開催した。

    外信メディアはニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、BBC、ブルームバーグなど40あまりのメディアと50人あまりが参加した。自律走行デモはCESが開催されるラスベガスコンベンションセンターの周辺4.5キロメートルの道路を巡回するものだ。

    一般車両と一緒に走る道であり、10の横断歩道と交差点、非保護の右折などを認知して対処しなければならない。死角が生じるために自律走行車が苦手な、S字状の湾曲した道路も通らなければならない。

    試乗車は現在販売されているアイオニックの量産車と外観は大きな違いはない。 Googleの自律走行車のように、屋根に「ライダー(LiDAR/レイザービームを利用したレイダー)」がぐるぐる回るわけでもない。これは現代自動車が現在の量産車に採用している各種の尖端運転支援システム(ADAS)を最大限に活用したために可能になった。自律走行車の核心であるライダーは、フロントグリルの下とフォグランプが装着されている部分にそれぞれ一個ずつ、合計3つが装着された。対象物を認識するカメラは、ルームミラーの横に3つ設置された。

    自律走行車はラスベガスのウエストゲートホテルの駐車場から出発した。駐車場を抜け出ると同時に、自律走行モードが開始された。現在の車両は「クルーズ」ボタンを押すと、自律走行モードに移行するようにセッティングされた。自律走行と同時に車が速度を上げ始める。前方には車や障害物が見えないうえに、最高速度45マイル(約72㎞)まで出せる道だったからだ。

    楽しく走っていた車は、右折するために交差点の前でゆっくりと速度を下げ始めた。車の運転席に座ったハン・ジヒョン現代自動車人間利便性研究チーム責任研究員は、「人が運転する時も左折または右折をするためには信号を見て減速する」とし、「車が赤信号を確認し、これを勘案して速度を遅らせた後に右折を準備する」と説明した。

    車の中にある6インチサイズのスクリーンでは、自律走行に関する情報が絶えず表示される。赤信号を認識して停車したり人が通ることを認識したり、左または右に通過する車両もスクリーンに逐一表示される。右折や左折のための点滅灯も自動で点灯する。人が行うことといえば、走ることを余裕をもって見守りながらコーヒーを飲んだり本を読んだりすることだ。

    2キロメートルほど走ったとき、突発状況が明らかになった。ホームレスのように見える人が、横断歩道がないのに無理に道を渡り始めたのだ。自律走行車はこれを検出後、すぐに停止した。人の反応速度よりも迅速に、そしてより余裕をもって安全距離を置いて停車した。チョン・ウィソン現代自動車副会長は4日に予定された現代自動車のプレスカンファレンスに直接登壇し、現代自動車の未来技術を公開する予定だ。
  • 毎日経済 ラスベガス=イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-01-04 17:57:11