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骨も疲労がたまると骨折？…「疲労骨折」男性より女性に多く発生
- メジャーリーグ投手のロッキーズ、ジョン・グレイ、韓国のチョ・サンオ投手、グループB.A.Pのヒムチャンなどが疲労骨折で苦労したことがある。
疲労骨折は、繰り返される外部の力によって一定の部位の骨にひびが入るような場合その内部に抵抗力が生じるのだが、限度を超えるとその骨は最終的に破壊される。
疲労骨折は3月から患者数が増加して6月まで続く。健康保険審査評価院によると、2016年に疲労骨折で病院を訪れた患者の56.6％が3~6月に集中していた。
疲労骨折は最近、運動量、運動形態、運動する地面または靴などの変化、一定期間のあいだ運動を中断してから再び運動を開始した場合などに発生しやすい。
疲労骨折の頻度は、スポーツに関連するものとしてランニングと主なトレーニングプログラムである場合に頻繁に報告されており、マラソン選手の場合は10~31％の頻度で報告されている。女性の場合は男性よりも疲労骨折が発生する頻度が高いことが知られている。
硬い道路を過度に走ると筋肉に炎症が発生するのだが、継続して無理を加えると骨に付着している筋肉が弾力性を失って最終的に完全な骨折が生じることになる。また、サッカーやマラソンなどの足を酷使する人に発生しやすい。疲労骨折は私たちの体のどの骨でも起こる可能性があり、ふくらはぎの骨、足の甲骨、太ももの骨、骨盤骨などが起こりやすい部位だ。その中でも比較的ふくらはぎの骨、すなわち脛骨と腓骨で頻繁に発生する。
長距離走の選手や軍人から「行軍骨折」としてよく発生することがあり、全体の疲労骨折の約40~70％を占めているが、最近では一般の人からも多くの疲労骨折が発生している。
疲労骨折の初期症状は運動や活動時に発生する増加する痛みで、休憩をとるとなくなる。しかし骨折が起きている場合は継続的な痛みを訴えることになる。ほとんどの場合は骨折部位の局所的な痛みの形で起こるのだが、放散痛のような形で発生することもある。
大田パロセウム病院関節センターのキム・ギョンフン院長は「疲労骨折は事故による骨折ではないために骨折だと思わずに過ごしてしまうケースが多い。最初は朝に硬直し、休憩したあと最初の足を踏み出すときに痛みが誘発される」とし「痛みは次第に激しくなり、最終的には体重を支えることができなくなる」と伝えた。
疲労骨折を予防するには持続する反復運動の練習計画を改善し、バランスの取れた筋肉トレーニングと年齢と体力に合ったトレーニング方法が必要だ。運動の前後に十分なストレッチをする必要もある。
疲労骨折は範囲があまりにも小さく微細で、レントゲン撮影でも目に見えない場合が多い。疲労骨折と鑑別が必要な疾患の中で最も深刻なのは、悪性の骨腫瘍の骨膜性骨肉腫だ。疲労骨折の治療はほとんどが非手術的療法で行われ、活動の制限、様々な形態の副木、石膏包帯固定などで治療する。しかし頸部、脛骨、足根骨の舟状骨などの疲労骨折は手術的治療が必要な場合もある。 - 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-05-30 15:00:51
