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テクノロジー > 健康・医学

飲酒や喫煙をする人は、体内の重金属濃度が2倍以上高い

  • 1週間に4回以上の飲酒をする人は、飲酒をしていない人に比べて体内の重金属濃度が鉛54%、カドミウム11%、水銀89%も高く現れた。また、喫煙者が非喫煙者よりも体内濃度が鉛30%、カドミウム23%、水銀43%高かった。特に男性の場合、飲酒や喫煙を同時にする集団が非飲酒・非喫煙集団に比べて体内の重金属濃度が2倍以上高かった。

    食品医薬品安全処は、体内の重金属濃度に影響を与える要因を調査した結果、食品を通じた露出以外にも飲酒・喫煙をする生活習慣やカルシウム・鉄分などを十分に摂取しない食習慣が体内の重金属濃度を高めると調査されたと13日明らかにした。

    今回の発表は2010年に4000人を対象に体内の重金属濃度の変化を調べ、このうち870人に対して2015年までに2回の追跡調査を実施し、体内の重金属濃度と食品摂取、生活習慣などとの関連性を分析した結果だ。

    食品医薬品安全処によると、飲酒の場合に鉛(㎍/㎗)は飲酒3.04・非飲酒1.97、カドミウム(㎍/ L)は飲酒1.19・非飲酒1.07、水銀(㎍/ L)は飲酒5.94・非飲酒3.14と表れた。喫煙の場合には、鉛(㎍/㎗)は喫煙2.61・非喫煙2.01、カドミウム(㎍/ L)は喫煙1.27・非喫煙1.03、水銀(㎍/ L)は喫煙4.93・非喫煙3.45と調査された。

    食品医薬品安全処は、この期間中に重金属濃度が30%以上減少または増加した集団の食習慣を分析した結果、体内の重金属濃度が減少した集団が増加した集団に比べて魚介類、乳製品を多く摂取していることが分かった。これはカルシウム、葉酸、鉄分を豊富に含有している魚介類、乳製品を摂取する食習慣が体内の重金属濃度を下げるのに効果的だと解釈される。実際にカルシウムや鉄分は体内の重金属の吸収を妨害し、重金属の排泄を助ける栄養成分として知られている。

    また食品医薬品安全処は、体内の重金属濃度を下げるために、△カルシウム、鉄分などの栄養成分が豊富な食品をまんべんなく摂取するバランスの取れた食習慣を維持し、△禁酒・禁煙などの生活習慣の改善などが必要だと伝えた。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-06-15 08:50:12