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テクノロジー > 健康・医学

あなたの子供、腰周り÷身長の値が「0.47」以上であれば肥満

    自分の子供が肥満であるかどうかを確認できる簡単な計算方法がある。それは、腰周りを身長で割った値(以下、腰周り/身長比)だ。

    仁済大学ソウル白病院肥満センターのカン・ジェホン、ホ・ヤンイム教授チームは、2010~14年の国民健康栄養調査に参加した10歳以上19歳未満の小児・青少年3057人(男1625人、女1432人)を対象に腰周りを身長で割って肥満かどうかを分析した結果、その値が0.47以上であれば肥満だと結論を下すことができると20日明らかにした。たとえば中学1年生の身長が145センチ、腰周りが70cmと仮定して計算すると、70÷145=0.482で0.47よりも大きいため、この子供は肥満だというわけだ。

    通常、身体指標を用いた肥満予測はBMI(ボディマス指数)で測定する。BMIの計算は「体重÷(身長x身長)」で、その数値が18.5未満であるときは低体重、18.5~23のときは通常体重、23~25のときは過体重、25~30のときは軽度肥満、30以上の場合は高度肥満とみなされる。

    しかしBMI測定は計算方法が複雑であるだけでなく、上記の肥満基準は大人のみに対応する指標だ。小児・青少年の場合はボディマス指数を求めて年齢と性別による標準成長表をいちいち確認する必要があるため、事実上親が肥満に該当するかどうかを確認するのは難しい。

    腰周り/身長比は小児・青少年の年齢、性別に関係なく、肥満選別指標として活用できるというのが研究チームの説明だ。

    ホ・ヤンイム教授は「大人とは異なり、小児・青少年では人種による性別、年齢別BMIの百分位数を参照して肥満かどうかを判断するため、診療の際に簡単に活用することが困難なだけでなく、一般人が肥満かどうかを簡単に知ることができないという欠点がある」とし「腰周り/身長比の計算は、大規模な疫学調査や臨床診療の現場で小児・青少年の肥満リスクを選別するために簡便に使用することができる」と明かした。

    研究チームは、小児・青少年のメタボリックシンドロームのリスク選別値も確認した。同じ方法で計算した結果が男児の場合0.44、女児の場合0.43以上である場合はメタボリックシンドロームを疑う必要がある。

    メタボリックシンドロームの選別値は、肥満を除いた血圧、血糖、中性脂肪、HDLコレステロールの基準値を外れた場合、メタボリックシンドローム発症の予測指標だ。

    今回の計算方法で出てきた選別値を小児・青少年のBMI指標を用いたメタボリックシンドロームの予測方法と選別検査としての有用性を比較したとき、統計的に差がない結果を示して有用性も実証された。

    ホ・ヤンイム教授は「良い選別検査方法は、選別検査として予測性が高くなければならないだけではなく、検査と解釈が簡単である必要がある」とし「今回の研究は国家の公式的な最新データで得た予測値として、小児・青少年の肥満とメタボリックシンドロームを選別するのに簡単で効果的な方法であることを立証した」と明かした。

    カン・ジェホン教授は「腰周り/身長比の測定は1990年半ばを基点に継続的に研究がされている計算で、通常0.5以上の場合は肥満と心血管代謝疾患の危険群に選別される」とし「成人と小児、すべてが身長の半分未満に腰回りを維持することが大切だ」と強調した。

    今回の研究結果は国際栄養学会誌「Nutrients」の最新号に掲載された。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン 医療専門記者 / 写真=MBN 画面キャプチャ | (C) mk.co.kr | 入力 2017-06-22 09:43:59