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「チョン・ジヒョンサングラス」…ルイ・ヴィトンによる買収に赤信号
- 「チョン・ジヒョンサングラス」で有名なファッションブランドのジェントルモンスター（Gentle Monster）に大規模な投資を断行しようとしたLVMHグループの計画が霧散する危機に瀕している。上場前の株式投資（フリーIPO）を誘致するというニュースに、より良い条件を提示した投資家が相次いでラブコールを送っているからだ。上場時の企業価値を決定する尺度になりうることから、今回の結果に関心が集まっている。
投資銀行（IB）業界によると3日、サングラスのブランドであるジェントルモンスターを運営するスヌープバイ（Snoopby）とLVMHグループ系列の私募ファンドであるLキャタルトンアジア（旧Lキャピタルアジア、以下はLキャタルトン）間のフリーIPO交渉が足踏み状態に陥った。
交渉途中でLキャタルトンよりも多くの金額を投資するという投資家が次々と現れ、スヌープバイは以前とは異なり消極的な立場をとっているからだ。
去る3月から始まった今回の交渉は、有価証券市場への上場に乗り出したスヌープバイに、Lキャタルトンが約1300億ウォン規模で株式投資するという内容が主な骨子だ。今回の投資のためにLキャタルトンが評価したスヌープバイの企業価値は7000億~8000億ウォン台と伝えられた。成長可能性は大きいと判断して、同種の業界企業よりも高い企業価値を適用したというのが業界関係者の話だ。
これと関連し、IB業界の関係者は「投資家が競争するように押し寄せて、スヌープバイの悩みは大きくなったと聞いている」とし、「フリーIPO投資に対する双方の交渉期限もほとんど有効期限の切れた状況」だと伝えた。一部では世界的な投資会社であるLキャタルトンとの交渉を先送りにしてきた点を勘案し、後発走者が企業価値1兆ウォン水準の破格の条件を提示した可能性も提起されている。
スヌープバイは2011年に資本金5000万ウォンで始めたサングラスとメガネの専門企業だ。代表ブランドであるジェントルモンスターは20万~30万ウォン台、そこそこの価格とさまざまなデザインを前面に出して大きな人気を得ている。特に人気ドラマ『星から来たあなた』で女優チョン・ジヒョンが使って有名になった。
2015年にはロッテ百貨店本店でのみ一日の売上高が1億5000万ウォンに達するほどだった。
スヌープバイは、今回の投資誘致が仕上がりしだい、本格的な上場準備に突入する計画だ。先にスヌープバイは有価証券市場への上場のために、代表主幹事に未来アセット大宇、共同主幹事に信栄証券、ハナ金融投資KB証券を選定した。業界では、早ければ第4四半期に韓国取引所に上場予備審査を請求するものと予想している。 - 每日経済 ソン・グァンソプ記者 | 入力 2017-08-04 08:06:00
