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もっと! コリア (Motto! KOREA)

中年女性疾患の手首トンネル症候群、日常の障害深刻…予防法は?

韓国 健康保険審査評価院 

    中年女性の疾患として知られている手首トンネル症候群が、実際に女性達に高い発生率をみせていることが分かった。手首トンネル(手首筋)は、手首の手前の皮膚組織の下に骨と靱帯で形成された小さな通路で、9本の筋と正中神経が手に向かって通過する所を言う。手首トンネル症候群は、この部位が色々な原因で圧力を受けたり、狭くなって神経刺激を受けて発生する疾患だ。

    ▶発生率:40・50代60.3%・女性78.4%

    韓国の健康保険審査評価院が2009年から2013年まで5年間「健康保険及び医療給与審査決定資料」を利用して手首トンネル症候群を分析した結果、診療人員の性別占有率は2013年基準で男性が約21.6%、女性は約78.4%で、女性が男性診療人員に比べて約4倍さらに多く、年平均増加率は男性が10.7%、女性が8.5%だった。年齢別占有率は50代が40.4%で最も高く、40代が19.9%、60代は17.7%の順で、40~50代の占有率が60.3%だった。30代から診療人員は約1万4千人以上で、次第に女性診療人員の数が増加し、50代の女性は約6万人で、女性に集中的に発生した。

    ▶発病原因および症状:過度な手首の使用、日常生活への障害深刻

    正確な発病原因は知られていないが、過度な手首の使用など、日常生活で発生し、場合によっては神経感染、骨折、良性腫瘍などが原因になることがある。したがって、症状を容易に放置せず、専門医の正確な診断が必要だ。症状が激しくなると、寝ている途中にも痛みを感じる睡眠障害と、神経が押されることによる運動麻痺の症状が発生したりもする。何より、初期症状が微弱で相当数の患者が筋萎縮が長く進行されて運動機能の障害が現れた時、一歩遅れて病院を訪れる場合が多く、注意が要求される。

    ▶治療方法:普段のストレッチの習慣、簡単な施術で症状の緩和が可能

    症状の初期には手首の使用を最大限減らし、湿布やマッサージ、薬物治療、補助器着用など、非手術的治療を用いて症状を好転させることができる。3カ月以上の非手術的治療でも好転がなかったり、症状が悪化する場合、15分前後の比較的簡単な手術だけで症状が相当水準改善することができる。何よりも、手首の持続的で反復的な動作が主な発病原因になることがあるだけに、普段ストレッチを頻繁にして、生活の中で手首を保護する習慣を持つようにして予防することが重要だ。
  • シークニュース_ハン・スクイン記者/写真=photopark.com | 入力 2014-09-11 10:08:58