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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    アーチェリー選手の安山について教えてください
  • A.
    2020年、MBCスポーツ探訪チームが選手村を訪れた時の安山(アン・サン)選手の姿です。

    初めて五輪に出場して3冠を達成した今年の姿です。
    1年前なのに雰囲気が全然、違います。

    1年前の姿を見ると髪は長くて眼鏡をかけています。
    去年の冬にLASEK手術を受けて眼鏡を外したそうです。

    名前が安山であることから、セウォル号事故で修学旅行に行った檀園(ダンウォン)高校の生徒たちが住んでいた場所、京畿道(キョンギド)安山市(アンサンシ)が連想されます。

    チョッキにセウォル号、そしてセウォル号で亡くなった犠牲者を忘れないでほしいという黄色いリボンがつけられており、さらに安山市を思い浮かばせます。

    五輪で三冠王になると安山市や安山市民からのお祝いの声もすごかったです。地下鉄安山駅の出口にお祝いのキャッチコピーが貼り付けられ、安山大学のホームページに応援のキャッチコピーや写真が掲載されています。さらに安山選手を安山市広報大使に委嘱しようという市民の要求が殺到しました。安山市長のユン・ファソプ(尹和燮)氏が安山選手の家にお祝いの花輪を送ったので、市レベルで広報大使の委嘱を推進する気があるようです。

    それを知った記者たちが「安山市の広報大使になるつもりはないか?」と意地悪に質問すると安山選手は「安山に行ったこともない」とクールに答えました。書いてるうちにしきりに安山、安山となります。

    「安山は安山に住んでいない」
    もしかしたら今年の夏、韓国で一番流行った冗談になりそうです。

    安山は上に姉のアンソル、下に弟のアンギョルの3兄妹の2番目ですが、兄妹の名前を合わせると「松の山の風」という意味になるそうです。

    韓国アーチェリーの新弓の系譜に堂々と上がった安山が弓を引いたのは小学校3年生の時です。男子学生だけいるアーチェリー部を訪れて「弓を射たい」と言ったそうです。熱意と可能性に注目したコーチは成績を出すよりも基本技を徹底的に教えることに力を入れたそうです。

    コーチのおかげで無限競争から少し離れて基礎トレーニングに集中した成果は中学校に入ってから輝き始めました。中学3年生の時、30メートル、40メートル、50メートル、60メートル、個人総合、団体戦の6冠王を占めました。韓国アーチェリー大会で初めての記録でした。

    2018年ジャカルタアジア大会を控えて韓国代表になりましたが最終選抜戦で4位に入れず大会には出場できませんでした。今回の五輪に出場するのも本当に簡単ではありませんでした。

    2020年光州(クァンジュ)女子大学校*初等特殊教育科に進学した後、6月に開かれた大統領旗全国男女アーチェリー大会で4冠を達成しましたが、10月に行われた国家代表選抜戦では6位に留まりました。第3次選抜戦では4位、そして最終3位で選抜戦を通過し、ぎりぎりで五輪韓国代表に名を連ねることになりました。

    五輪に出場して金メダルを取るより五輪に出場すること自体がもっと険しい旅路だったわけです。

    * 光州女子大学初等特殊教育科は安山に先立って崔美善(チェ・ミソン)、奇甫培(キ・ボベ)など五輪金メダリストを輩出したアーチェリー名門大学。

    東京五輪での活躍ぶりはランキングラウンドで680点とオリンピック新記録を立て混成団体戦準決勝で10点に刺さっていた矢を当てた話だけを紹介させていただきます。

    この「ロビンフッドの矢」はIOC博物館へ行くことになりました。

    安山選手は、まだ20才ですから韓国のアーチェリーの伝説、金秀寧(キム・スニョム)をしのぐ成績も期待できます。

    **五輪で金メダル4個、銀メダル1個、銅メダル1個を受賞、韓国体育選手としては最多のメダルを獲得した。

    整った顔立ちに落ち着いた性格で五輪期間中、安山選手のファンが急速に増えました。
    ショートカットのヘアスタイルによって男超コミュニティの「FM KOREA」でフェミニスト疑惑を提起した騒動も起きました。

    安山選手が、フェミニストだと疑われた理由はショートカットのほか女子大学に通いMAMAMOOのファンであり、そしてインスタグラムに掲載した発言などです。

    安山がMAMAMOOのファンであることは明らかです。オリンピックに出場した彼女のチョッキにMAMMOOのダイコンバッジまでついています。MAMAMOOのファンクラブ「MOOMOO」が 気付いたら自分でファンであることを明らかにしました。そしてMAMAMOOのメンバー達とSNSで色々なメッセージをやり取りしながらMAMAMOOの真の成功したオタクになりました。

    MAMAMOOの他にも宇宙少女、バンドのLUCY、今月の少女、女優イ・ジュヨンのファンでもあります。

    応援するK-POP歌手が多いためMnetは安山に対して「K-POP最高アウトプット」という称号を与えました。