記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
HOME > 韓国Q&A

  • Q.
    OKは何の略ですか?
  • A.
    OK

    英語を含め外国語とは距離を置いた、いや外国人はテレビや映画でしか見たことのない村の老人たちも理解できる英単語です。

    あえて口で言わなくても笑顔で指を丸めるだけでも、何かいいことでもあるようだと思うでしょう。

    「あれ(거시기、コシギ)」、「何(뭐、モ)」など韓国語にも広範囲な意味を持つ単語がありますが、「OK」は用途をいちいち説明できるほど多様に使われます。使い道を見てみましょう。

    - 同意すると明らかにする時
    - あることが上手くいった時
    - 何か成就した喜びを表現する時
    - 結果が満足ではないが、やめればいいと思う時(sosoと同じ意味)
    - 他人の話や講義内容を理解した時
    - 体調がいいと言う時
    - 機械や装置などが故障せずに作動する時(修理工を呼んだら、後ろのプラグが緩んだからとねじだけ締めてあげればいいと「OK」と言います)
    - 料理を食べた後、感嘆した時(超おいしい! 程度の意味)
    - 遠回しに拒否する意思を明らかにする時(No、Thank Youの代わりに使う)

    それだけでなく予想外のことで慌てる時も「OK」と言います。
    この時、語尾がそれとなく下がります。

    意味が広くオンライン上ではYesの代わりに使われますが、これは間違いです。
    「韓国人なのか?」という質問に「OK」と答えるのは、ずいぶん間抜けに見えます。「私が韓国人だから何だ、私は大丈夫だ」と返事するのだと受け取られるかもしれないからです。

    ですから「Yes/No」で明確に意思表示をしなければならない時は「OK」を乱用することは避けなければなりません。

    このように多様な意味を持つ「OK」の語源は?
    「OK」が何の略字なのか、語源はまだ明らかになっていません。ただ諸説が飛び交うだけです。

    そんなわけで略語に使われるピリオドを打ったり、いや、打ったりもするようです。
    O.K? Ok? OK?

    明らかなことは「OK」が英国ではなく、新大陸、米国に由来しているという事実です。
    最古の「OK」の使用例は、1859年にある歴史家が発見したと主張する1790年のテネシー州の法定記録です。弁護士が「OK」という単語を初めて口にしたというのが歴史家パットナムの主張です。

    「proved a bill of sale from Hugh McGary to Gasper Mansker, for a Negro man, which was O.K.」

    直接的に残っている最古の「OK」の使用記録はウィリアム・リチャードソンの日記です。
    その年の日記に「all well」に該当する文章の位置に「OK」 が使用されました。

    「Arrived at Princeton, a handsome little village, 15 miles from N Brunswick, ok & at Trenton, where we dined at 1 P.M.」

    最も多くの人々の支持を受けるのは、1839年3月23日付の『ボストンモーニングポスト』にチャールズ・グリーンという人が寄稿した旅行案内文です。

    「the Journal, and his train-band, would have his "contribution box," et ceteras, o.k.—all correct—and cause the corks to fly, like sparks, upward.」

    「OK」が「all correct」の略であることを明確にしているからです。

    当時、ボストンの識者層では「No use」を「know yuse」、「Enough said」を「nuff said」に変えるなど、言葉を滑稽に変えて使うのが流行ったそうです。最近はYouTuberやブロガー、ネットユーザーたちが新造語を作るように当時も新造語を作るのが流行っていたようです。

    そんな中、「All Correct」が「Oll Korrect」に変わり、完全に「OK」に変身したというのが有力な説です。

    言葉遊びの産物でしたが、「OK」は7代目の大統領アンドリュー・ジャクソン(Andrew Jackson)が使い、再選を狙った8代目の大統領マーティン・ヴァン・ビューラン(Martin Van Buren)が選挙の時に「OK」を選挙スローガンに使ったことで流行しました。「Vote for OK」ヴァン・ビューレンのキャンプでは彼の故郷である「Old Kinderhook」の2文字でスローガンを作ったと言っていましたが、かなり広がった識者層の言葉遊びを選挙に利用しようとしたことがうかがえます。

    *飼っていたオウムに悪口を教えたジャクソンが無知で綴りを間違えて書いたという主張もあります。現在でも、かなり多くの人々が「OK」がジャクソン大統領の無知から始まったという説を支持しています。

    また別の主張としては西部開拓当時、辺境交易場で使われていた北米インディアンのチョクトー(Choctaw)族の言語「okeh」から由来しているという説がかなり支持されています。チョクトー族がこの言葉を同意や注意喚起などに使ったという事実が、この主張を後押ししています。 第32~33代大統領ウッドロウ・ウィルソン(Woodrow Wilson)もこの説を支持し、すべての文書に「OK」ではなく「okeh」で書いたそうです。

    「OK」の語源や、誰が初めて使ったのか分からないけど、今日一日OKだったらいいです。