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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    ドラマ「イカゲーム」に出てくる他の遊びについて教えてください(下)
  • A.
    ビー玉遊び
    ドラマでもいろいろな遊び方が登場します。主役たちが披露したものだけでも3つあります。他で展開されるゲームに目を通せば、種類ははるかに多いでしょう。

    ビー玉遊びは韓国伝来の遊びではありません。世界的に広く知られている遊びです。ビー玉遊びが多いことから革新的な発展も成し遂げました。テーブルでする玉突きがビリヤードで、石で作った大きな玉を氷上で遊ぶゲームがカーリングです。

    それだけビー玉遊びが多様だという意味です。

    主役たちが見せてくれた種類は「奇数と偶数を当てるゲーム」、「遠くにある穴に投げ込むこと」、「標的に近い所に投げること」です。

    「奇数と偶数を当てるゲーム」は、1人が拳の中に玉を隠し、もう1人がその数が奇数なのか偶数なのかを当てるゲームです。「ホルチャク」とも呼ばれますが、ビー玉ではなくメンコを利用することもできます。

    地面に穴を掘っておき決められた順にビー玉を入れます。方法は単純ですが、多くの変形があります。穴を1つだけ掘ってもいいですし、数個掘って全部入ってこそ勝利することができます。ポケットビリヤードのように穴を指定して自分のビー玉を利用して相手のビー玉を穴に入れることで勝者を決めるゲームもあります。

    壁を利用した方法も複数あります。ドラマのように投げて壁に近い人が勝つという単純なゲームもありますが、壁にビー玉を当てて壁伝いに落として相手のビー玉を当てるゲームもあります。より複雑に言えば、このように当てた相手のビー玉が転がった距離、つまり遠くへ送った人が勝つゲームです。

    また、遠くにある相手のビー玉を当てれば、そのビー玉が自分の物になるという単純な方法もあります。

    ビー玉遊びは、朝鮮時代にも行われていた遊びで、1970年代までは韓国の男の子たちが楽しんでいた遊びでしたが、今ではほとんど姿を消した状態です。ビー玉遊びをするほどの遊び場所がないというのが最大の理由です。アスファルト舗装、石舗装されたところではビー玉があまりにもよく転がり、ウレタン床や砂ではビー玉が埋もれてしまったり跳ね返されたりして、この遊びを楽しむことができません。何もない地面が住宅街からなくなってしまったというのが、ビー玉遊びを過去の遺産にしたわけです。

    飛び石

    ドラマのような残酷な飛び石を渡る遊びは、この世の中にはないでしょう。
    飛び石は、多くのドラマや映画に登場する素材です。

    ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』では、チャングムの母親が小川を渡る前に水におぼれるのではないかと、考えた軍官ソ・チョンスが予め行って、こっそり橋を作るシーンも出てきます。そのおかげで2人は縁を結びチャングムを産みました。

    飛び石を渡ることは成長期の子供のバランス感覚を助けるために、よくする遊びでもあります。
    高さのある飛び石ではなく部屋の床に造形物を並べ目標に向かって進むようにする遊びです。

    教科書の『道徳』の本にはお互い力を合わせればとても難しい飛び石も渡れると書かれています。

    誰かが『道徳』の本の内容に疑問を抱きました。
    果たしてできるのでしょうか?

    そして実験をしてみました。
    力の強い人が5人集まった場合、スキップするやり方でやっと成功は収まりましたが、教科書の内容とはかなり違っていました。





    実験をした人は、このような結論を結びました。
    教科書通りにしたら「駄目だ!」

    もしかしたらそんな理由で、ドラマに「飛び石を渡る」というゲームが採択されたようです。