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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    「奇跡の論理」は何ですか?
  • A.
    約10年前のMBCゲーム「Avalon MSL 2009」32強戦で起きた出来事です。ゲーマーのキム・テギョンとホ・ヨンムの一戦でした。

    偶然にも競技の序盤、兵力の差が4対1まで開きました。試合を見守っていたスタークラフトのファンたちは力で群を抜いていたキム・テギョンが無難に勝利すると予想していました。

    しかし、なぜか試合が進むについれてファンの予想は見事に外れてしまいました。キム・テギョンが群を抜いて優位に立つことができずに敗れてしまったのです。

    韓国のインターネット文化の本拠地だったDCインサイド「スタークラフト(StarCraft)ギャラリー(スギャル)」は完全に覆されました。

    「1が4を勝った」
    「1が4より強い」

    大きな鼻のおかげで「コ」と呼ばれていたキム・テギョンは、このゲーム以降「Cos 1 > Cos 4」という公式が真実であることを証明する、「奇跡の数学者」と呼ばれるようになりました。

    「奇跡の数学者」はスギャルからDC全体へ、そしてインターネットコミュニティへと広がっていきました。使用される状況も多様になり、とんでもない計算法も続けて登場しました。

    0.7%が100回なら70%
    2X1.18=20
    私のIQが150、あなたのIQが150、計300のIQで難関を突破する完璧な作戦を立てないと。

    プロゲーマーと野球選手たちが「奇跡の数学」を使用して、からからかわれたこともあります。プロゲーマーのホン・ジンホはテレビに出演し「数百、数千、数億のゲームをやりました。このゲームのすべてを理解しました」と発言したため放送を見たファンたちは時間計算に忙しかったです。

    数億と言ったので少なくとも2億回の試合をしているはずで1試合30分かかったとすれば、およそ11,407年かかります。能力を高めに見てゲームをするのに20分かかるとしたら7600年くらいかかります。そのためホン・ジンホは前生からゲームの練習をしたという計算になります。もしくは1つのゲームを練習するのに1秒しかかからなかっということになります。

    韓国のプロ野球球団サムスン(三星)・ライオンズの全盛期時代、投手陣の一員だったチョン・ヒョンウクも億単位を間違えて使用し、からかわれたことがあります。

    全盛期時代、チョン・ヒョンウクはスポーツ朝鮮とのインタビューで「小学校4年生の時に野球を始めましたが、これまで1億個以上投げたと思う」と話していました。小学校4年生からインタビューをした2011年まで24年が経過しましたが、少なくとも1日に11,000球ずつ投げてこそ可能な数値なので少しオーバーな表現です。

    上記の事例から分かるように「奇跡の数学」とは計算が得意というよりは、とんでもない計算法を動員する人々を意味することが容易に分かります。

    「奇跡の数学者」は数学を脱し政治社会論理に発展(?)しました。ここまでが「奇跡の論理」の誕生秘話です。「奇跡の論理」はウェブ小説にも登場し「雑兵300人で精鋭兵5000人を包囲して殲滅する作戦を構想する」に至ります。

    第1次世界大戦当時、ヨーク(York)上等兵が率いる7人の米軍がドイツ軍132人を捕虜にしたケースもあるため、でたらめとは言えません。

    新型コロナウイルスの時代にも「奇跡の論理」は絶え間なく続きます。

    「新型コロナウイルスの名称を風邪に変える必要がある」と主張するチェ・チュンシク議員(国民の力)は「2021年12月23日基準で韓国の新型コロナウイルスによる死亡者5015人のうち95.7%は基礎疾患であるため純粋に新型コロナウイルスによる死亡者は3.4%の169人」と主張しました。