今回、US女子オープンで優勝した田仁智（チョン・インジ）選手のキャディバッグを担いだ、ディーン・ハーデン（dean herden）氏は韓国選手と縁が深い。

彼は2008年にシン・ジエ選手が全英女子オープンで優勝したときにもキャディを担当していた。

ディーン・ハーデン氏は優勝したチョン・インジ選手からいくらくらい受け取るのだろうか。

確実な内容は契約書を見てこそわかるだろうが、一般的に支給される額を見てみると、だいたい推測できる。

プロのキャディの報酬は千差万別だ。キャディはプレーヤーのエントリの登録などの雑務からコースの事前調査、選手へのアドバイス、歩幅を通じた距離測定などの専門的な能力が必要なため、キャリアに応じて報酬は千差万別だ。

レギュラーツアーの場合、練習ラウンドを含めて5日間働いて基本給100万ウォン程度は渡さなくてはいけない。ここに賞金の5~10％を支給する。もちろん、プロキャディではなく、ハウスキャディや練習生を採用する場合は10万~20万ウォン程度におさえられる。

米国PGAの場合は基本給があるのだが、週給1300~1800ドルだ。ここに予選を通過して賞金を受け取る場合、賞金の5％を追加支給し、トップ10に入ると賞金の7％、優勝した場合には10％を与える。一般的な契約内容はこうなっているが、もちろん契約内容によって変わる可能性もある。

例えば、予選だけを通過すれば、順位に関係なく、8％を支給するという契約をすることもできる。

これを勘案すると、チョン・インジのキャディは優勝賞金81万ドルの8％、すなわち6万4000ドル程度は受け取ると見なくてはいけない。もちろん税金は別途計算しなければならない。