酒癖はいくつかのタイプに分類することができます。それでも周りの人に最も無害な酒癖は酔ったら寝るタイプだと思います。時々、眠り込んで酒代の支払いを先送りにしてしまうため、同席した人の財布が軽くなることが問題といえば問題ですが。また、このタイプは本当に寝ているのか、酒に酔ったままあの世に行こうとしているのか確認しておく必要があります。酒に酔って隣の部屋で寝ているのを放っておいたら死亡していたという事件が起きたこともありました。

それでは、韓国人の酒癖の類型を紹介しましょう。

1. 覚醒型
隠されていた才能が覚醒して、発散される。テーブルの上で踊ったり、普段は大人しくしていた人が誰とでも仲良くして会話をし、スキンシップも躊躇しない。

2. 放歌高吟型
時間と場所を問わず大きな声で歌う。人里離れた路地や山で歌い、そのまま眠りに入る場合もある。

3. 外泊型
足を伸ばして寝ることのできる場所であれば、そこが寝室になる人で、バスやタクシーに乗せて送り出しても、次の日の朝に「昨日、一緒にいなかったっけ」と電話がかかってくる場合がある。家の前の電柱に脱いだ服を掛けておいて、靴まで脱いで寝る人もいる。

4. 放出型
酒に酔うと、胃腸の中にあるものをすべて吐き出す。複数人、特にあこがれていた異性との飲み会では困ってしまうが、胃は体面をつくろったりしない。酒に酔った女性を背負っていて、この状態になったら、両者が困ったことになるだろう。酒に酔って横になった状態で吐く場合はボルケーノ（火山）型に分類される。
横になって吐くと、吐いた物によって気道が塞がれる可能性があり、重度の場合は窒息死する危険もある。

5. 睡眠型
酒に酔うと眠ってしまう人、迷惑はかけないが、睡眠型の酒癖を持っている人の中には、静かにどこかに消えてしまうケースがあるため、一緒にお酒を飲んでいた人々が心配して探すことになったりする。

6. 通話型
酒を飲むと別れた昔の恋人や周りの人にメールや電話をかけるタイプで、午前3~4時ころに誰も受け取っていない数十回の通話履歴の痕跡を発見することができる。忘れていた電話番号を思い出す神通力も発揮する。

7. 故障したラジオ型
話したことをまた話し、忘れていた言葉まで思い出して言うタイプで、主に高齢者に見かけるタイプだ。話の内容は愚痴、説教などだ。

8. 見栄っ張り型
他人があまり聞きたくない、自分の自慢話を無限ループでしゃべり続ける。

9. 身の上悲観型
貧しかったため昼間は働いて夜に小さな部屋で一人で勉強したであるとか、死にそうな苦労をしたという経験談を繰り返し話す。初めての時は尊敬の念を抱いたりもするが、覚えるくらいになるといらいらする。

10. ファイター型
お酒に酔うと、他人に言いがかりをつける。理由は大体「自分のことを見ていたから」というもので、図体が自分より2倍以上になるような人も逃れられない。一行がいる場合は非常に困った状況になる。酔った友人はヤクザ相手でも文句を言う勇気があるが、正気の友人は、ぶるぶる震えて逃げたいと思うだけだ。
人だけでなく、バ​​スや電柱にも襲い掛かるため、ゴミ箱を蹴って怪我をしたりする。

11. クールガイ型
酒に酔うと財布を取り出す。最高潮に達すると、飲み屋の支払いをすべてしようとする人もいる。周りの人は大歓迎だが、家計が打撃を受けて家族が飢えることが問題だ。