記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
HOME > 韓国Q&A

  • Q.
    韓国で社会的に物議をかもしたスポーツ賭博や八百長事件について教えてください。(4)
  • A.
    (※この記事は「韓国で社会的に物議をかもしたスポーツ賭博や八百長事件について教えてください。(3)」の続きです。)

    スポーツtotoで賭けが行われる競技種目のうち、ゴルフを除くサッカー、バスケットボール、バレーボールなど、人気の球技はすべて試合操作(八百長)から逃れることができませんでした。勝敗の操作が不可能だと思われていた野球でも、お金をかけて、八百長に加担した選手が出てきました。

    今や、韓国スポーツの汚点となった球技の八百長はもちろん、ギャンブルに関連する競技操作(八百長)について説明します。まず、野球から説明します。

    韓国のプロ野球は、すでに2008年に一度、賭博事件で問題を起こしていました。当時は、ゲームの操作ではなく、違法インターネット賭博サイトに接続して賭けをした選手が問題になりました。プロ野球球団のサムスンライオンズのチェ・テインをはじめ、選手3人が罰金1000万~1500万ウォンで略式起訴されて事件は終結しましたが、捜査の過程で、スター選手たちの名前が挙げられながら大騒動となりました。

    この事件は、十数人が関わったと最初の捜査のニュースで知られたことに比べて、うやむやに終わった印象がぬぐいきれていません。後で明らかになった警察が捜査に着手した動機は、興味深いものでした。

    野球選手が行った賭けは「悪魔のゲーム」と呼ばれるバカラで、お金を稼ぐことがほぼ不可能に近いにもかかわらず、チェ・テインはこの賭けで5000万ウォン台のジャックポットを出し、お金を失った賭博場の事業主がチェ・テインを通報したという噂が出回りました。

    つまり、賭け事をするたびにお金を失った事業主が「お願いだから、もうゲームをやめてくれ、めまいがするから」と送ったメールが警察の捜査に引っかかり、本格的な捜査に着手することになったというのです。お金を稼いでも問題だということですね。だから、ファンたちの愛を受ける公人のプロ野球選手はギャンブルをしてはいけないのです。

    プロ野球の八百長はこの事件があってから、4年後の2012年に行われます。

    ▶ 韓国プロ野球八百長事件


    プロ野球は勝負の操作が不可能だと専門家たちが保証してきましたが、2011年にプロサッカーKリーグの八百長事件で拘束されたブローカーの口からプロ野球でも八百長があるという証言が流れて出てきました。

    ソウルに拠店を置いた2チーム以上のレギュラー投手が勝負操作に加担したというブローカーの陳述により、検察は見過ごせなくなりました。LGツインズ所属の投手をブローカーに斡旋した大学野球選手出身であるキム容疑者が拘束され、検察の捜査は急流に乗ります。

    ブローカーが捕まり、謝礼金を渡した事実が確認され、最終的には投手2人が勝負操作に加担した事実が確認されました。勝負操作は非常に簡単なものでした。1回に四球を出すことです。「1回に四球が出る」ということにお金をかけるとき、勝負操作が行われたと考えれば、どんな内容なのか簡単に理解できることでしょう。

    投手のキム・ソンヒョンは三回の試合で八百長を試みて、700万ウォンを受け取った容疑で懲役6カ月に執行猶予2年、そして追徴金700万ウォンが宣告され、投手パク・ヒョンジュンも2回の試合で500万ウォンを受けとって勝負操作に加担した容疑で懲役6カ月、執行猶予2年、追徴金500万ウォンが課せられました。

    事件の余波で投手は1回に四球を出さなないように、多大な心理的圧迫を受けることになりました。八百長当時、ネクセン・ヒーローズの投手だったキム・ソンヒョンは、三回の八百長を試みましたが、2011年5月にLG戦では失敗をしました。1番打者の初球はピッチャーゴロでアウト、2番打者の中堅手はフライでアウト、3番打者は右翼フライでアウトに終わったのです。このような事実が知られた後、LGファンの間では「ただで与えられても、食べられないLG」という皮肉が出回ったりしました。

    (※この記事は「韓国で社会的に物議をかもしたスポーツ賭博や八百長事件について教えてください。(5)」へ続きます。)