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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国のテレビ番組「ガールスピリット」に出場するガールズグループの紹介:LADIES' CODE
  • A.
    『ガールスピリット』に参加したグループのうち、LADIES' CODEは不運な事故がなかったとしたら、早目にトップになっていただろうと考えられるグループです。

    • < 左からアシュリー、ウンビ、リセ、ソジョン、ジュニ >

    この写真はシングル『Kiss Kiss』のコンセプトイメージなのですが、5人組ガールズグループLADIES' CODEの最後の写真撮影となってしまいました。

    LADIES' CODEは、デビュー前から注目されました。メンバー構成も素晴らしかったのです。MBCスターオーディション『偉大な誕生』のトップ12出身のクォン・リセとMnet『ボイス・コリア』のトップ8に上がったイ・ソジョン、ボーカルとダンスを担当したアシュリー、オレンジ色の短い髪が魅力的なウンビ、猫目を持ったジュニなど、実力派の5人が集まったグループでした。LADIES' CODEは2013年にデビューしたガールズグループの中で実力が最も優れているという評価を受けました。

    実際にその年の3月7日に初めて公開した『Bad Girl』は『ミュージックバンク』Kチャートで20位にまでのぼり、『Mカウントダウン』では8位までと、成功的なデビューを果たしました。デビュー初年度の2013年年末、MBCとSBSの歌謡大祭典に出演したガールズグループはLADIES' CODEが唯一でした。新人賞もLADIES' CODEが占めました。

    そんな中、悲惨な事故が起きてしまいました。2014年9月3日、大邱(テグ)で開かれた音楽会に出演した後、ソウルに戻ってくる途中、雨道を違法速度で走っていたメンバーを乗せたワゴン車が転覆し、ウンビが現場で亡くなりました。リセは11時間に及ぶ大手術を受けて集中治療室に運ばれましたが意識が回復せず、帰らぬ人となってしまいました。一歩遅れてリセが残した文の中に「最も守ってあげたいメンバー、ウンビ」という文が発見され、ファンが涙を流しました。

    前がよく見えない雨道を時速137キロの速度で運転していて事故を起こしたマネージャーは、過失致死罪で起訴され、懲役1年2カ月が宣告されました。

    事故前に収録された音楽会と『アイドルスクール』の撮影分は予定通り放送され、リセとウンビが一緒に歌った歌『I'm Fine Thank You』は、音源チャートで1位になりました。この歌は、ウンビが最も好きな歌だったそうです。発表当時はあまり知られていませんでしたが、事故直後、ファンの声援により9つの音源サイトで1位になりました。音源チャートGAONのダウンロード件数は、事故直後から翌年10月末までに40万件を超えました。

    1位になったことのない女性グループに歌の実力を披露する機会を与えるという『ガールスピリット』の趣旨は、厳密な意味でLADIES' CODEには通じません。ただし、メンバーが生存していた当時に成し遂げた業績ではなく、地上波音楽番組で1位になったことがないという点では、参加資格があると言うこともできます。

    事故の後、最初に発表された曲は、2015年9月7日、リセの1周忌を迎えて発表された『痛くても笑う』です。ソジョンが作詞に参加し、同年8月22日に日本で開かれた追悼コンサートで最初に公開され、この歌の音源収益はリセとウンビの追悼事業と寄付などに使われる予定だそうです。

    • < 3人組レディースコー、左からアシュリー、ジュニパーネットワーク、所定 >

    3人組に縮小したレディスコードが最初の公式活動で公開したアルバムは『MYST3RY』です。LADIES' CODEは発足当時、ミスコリア日本眞出身で美貌を備えたオーディション出身メンバーのクォン・リセの認知度が高すぎて、いわゆる「クォン・リセのグループ」と呼ばれたりしていました。

    • < 2009年、ミス・コリア選抜大会で、海外同胞賞を受けたクォン・リセ、LADIES' CODEとしてデビュー前に、リセはデビッド・オと『私たち結婚しました』に出演するなど、スター性を認められていた >

    リセがない今、チームのメインボーカルは、ソジョンが担当しています。

    チームを代表して『ガールスピリット』に参加するソジョンが『ボイス・コリア』に出場した当時、ブラインドオーディションでLeessangの『I'm Not Laughing』を歌って、審査員全員に選択されました。小柄で若い年齢にもかかわらず、ずば抜けた歌唱力でほとんどの歌手は消化しにくいハン・ヨンエの歌を上手く消化しました。彼女の魅力的な音色に希少性100%の逸品ボイスという評価も下されました。

    ソジョンの両親は娘が歌手になることを反対したそうです。音楽の勉強をさせるのにかかる費用が少なくないうえ、激しい競争の中で娘が苦しむ痛みを心配したためでしょう。親を説得して音楽学院に登録したソジョンは、塾の壁に貼られた『ボイス・コリア』のポスターを見てオーディションに申し込んだそうです。オーディションで連勝する娘の姿を見た後、親の反応も変わったそうです。

    ソジョンの歌唱力は、すでに多くの中堅歌手が認めた状態です。ボーカルの定石と言われるキム・ヨヌもソジョンの歌唱力を認め、『その男、その女』という歌をデュエットで歌ったこともあります。

    公式復帰舞台を持つ前、MBC『覆面歌王』に出て、第2ラウンドで敗北する痛みを味わいましたが、『ガールスピリット』では、どのような結果をみせるのか、見守る必要があります。