※この記事は「SM、YG、JYPなどの大型芸能企画社の練習生たちの日課を教えてください。（3）」の続きです。

『プロデュース101』。去る1月から4月までMnetで放映されたサバイバル番組です。50社以上の企画会社の女子練習生101人が競争を繰り広げ、11人にデビューのチャンスを与えました。

この番組に参加した練習生の中で最年少の練習生は満13歳になったイ・ユンソ、最高齢練習生は29歳のファン・インソンでした。練習生になってから2カ月しか経っていないユン・ソヒョンもいて、10年以上の練習生期間を過ごしたホ・チャンミもいます。

ホ・チャンミは長い期間、SMで練習生として過ごし、少女時代のデビューメンバーとして選ばれたりもしていました。

上の写真に見覚えのある顔が見えますよね？ 下段の1番左がホ・チャンミです。ソヨン（T-ARAのメインボーカル）と一緒に少女時代のメンバーを最終確定する時に脱落したのです。その後、f（X）のメンバーとしても取りざたされましたが白紙となり、所属事務所をコアコンテンツに移した後、「男女共学」のメインボーカルとしてデビューしました。男女共学が解散した後、女性メンバーたちが「ファイブドールズ」という名前で再構成されましたが、チャンミの名前は外れました。

その後、姉と一緒にインターネットショッピングモールも運営し、ボーカル学院でボーカルトレーナーとして後輩たちの歌も指導しましたが、歌手の夢を諦めるとは難しかったようです。その後、プレディスエンターテイメントに練習生として入りましたが、デビューが失敗に終わった後、再びダブルキックエンターテイメントに所属事務所を移した後、『プロデュース101』に出演することになったのです。

年齢が多く、『プロデュース101』で「ファンイモ（ファンおばさん）」というニックネームを得たファン・インソンも、「Smile.G」というグループでデビューしたことがありますが、グループがまともに活動もできずに解散してしまいました。

DSPメディアのユン・チェギョンとチョ・シユンの練習生生活も屈曲が非常に多くありました。2人は15歳だった2011年に練習生になりました。練習生になった後、わずか1年でデビューする機会が訪れました。ここまでは非常に幸運なケースに属します。

デビュー舞台は日本でした。ガールズグループのアニメーションをまず放映して、アニメが終わったころにアニメの実際の人物であるPurettyを披露し、人気を極大化させるという戦略でした。

しかし、時期が悪かったです。日本で反韓感情が強い時だったため、日本に進出していた芸能人らも荷物をまとめなければならない時期だったのです。日本で失敗して荷物をまとめて韓国に帰ってきたものの、メンバー2人が学業を理由に脱退したためチームは解散し、チェギョンとシユンは再び練習生に降格させられたのです。

DSPの看板だったガールズグループKARAのメンバーが1人去ることになり、新しいメンバーを選ぶ「KARAプロジェクト」に参加する機会が生まれました。練習生4年目のチェギョンとシユンは、膨らんだ夢を抱いて歌を歌いましたが、叱責だけを受けて最終審査にも上がれずに脱落してしまいます。KARAプロジェクトを一緒にしていたアン・ソジンが2015年に会社から退出させられ、うつ病に苦しんでいた中、アパート10階から飛び降り自殺しました。

所属事務所に残っていたチェギョンとシユンは、「April」のデビューメンバーになるところでしたが、DSPがAprilのイメージを16~17歳の清純な少女とし、すでに20代に入った彼女たちには順番が回って来ませんでした。

後輩たちがデビューするのを見守らなければならなかった彼女たちに『プロデュース101』に参加する機会が与えられたものの、11位以内に入れませんでした。ロエンエンターテイメントで『プロデュース101』の脱落者のうち、人気が高かった5人を選び出してI.B.Iを結成し、チェギョンは救済されましたが、シユンはとうとう機会を得られませんでした。

ところで、I.B.Iがどういう意味か知っていますか？ たまには「I Believe it」という意味で知られていますが、定説は「IL Ban In（一般人）」だといいますね。『プロデュース101』から落ちて一般人になったという意味でしょう。

一般人にならないために練習生の身分を捨てられずにいる彼ら、歌謡界の浪人についての話は次回に続きます。

※この記事は「SM、YG、JYPなどの大型芸能企画社の練習生たちの日課を教えてください。（5）」に続きます。