ソースミュージック（SOURCE MUSIC）の話をするには、6人組ガールズグループのヨジャチング（GFRIEND）から紹介するのが順序かもしれません。以前、別途にQ&Aでヨジャチングを扱っているので詳しくは紹介しませんが（詳しいヨジャチングの紹介はこちらへ）、ソースミュージック所属の芸能人といえばヨジャチングが事実上唯一なのですから。下の写真がヨジャチングです。

3人組男性ボーカルグループMIOもソースミュージック所属ではありますが、大衆的な認知度が不十分しているうえ、会社設立時に同じ釜の飯を食べていたカン・ミヨン、8eight、Eden Beatzが去ってしまい、現在のところヨジャチングが会社の唯一の食べていくための綱に違いありません。

だからといってソースミュージックがヨジャチング発足のために設立された会社ではありません。ヨジャチングは2015年1月にデビューしましたが、会社はそれよりもはるかに前の2009年にできたんです。

創設者であり、現在の代表であるソ・ソンジン氏は以前、SMエンターテイメントとJYPエンターテイメントの実務を担当し、先に紹介したカン・ミヨン、8eightのプロデュースも行いました。SMエンターテイメントでBoAと神話のマネージャーをしたというソ代表は、性格が非常に開放的で、歌手との関係も非常に親密です。だからガールズグループBabyvox出身のソロ歌手カン・ミヨン（簡美姸）が彼についていき、新生企画会社に移ってソースミュージック所属1号歌手になったんでしょうね。

会社を作る時、ソ・ソンジン氏が念頭に置いた歌手はガールズグループGLAMでした。防弾少年団（BTS）を率いているBIG HITエンターテインメントと合作で披露したグループでした。BIG HITのパン・シヒョク氏がプロデュースを務め、ソースミュージックがマネジメントを担当する役割分担がなされていましたが、仕事が上手くいきませんでした。

「Girls be Ambitious」という意味を込めているというGLAMは、メンバーたちがかなりセクシーな方であるため「グラマー」から取った名前だという説もあります。とにかくGLAMは2012年7月にデビューして以来、ヒット曲を出せず、2014年にグループが解散するとんでもない事件が発生しました。

メンバーのキム・ダヒが、モデルのイ・ジヨン（芸名ハン・スミン）と一緒に私的な席で撮影した動画をネタに俳優イ・ビョンホンを脅迫し、恐喝未遂の疑いで拘束される事件が起きたのです。動画はそれほどすごいものでもなく、酒の席で冗談で言った猥談でした。50億ウォンを渡さなければ、インターネット上に動画を流布すると脅したのですから、若い女性なのに金使いが荒いようです。当時イ・ビョンホンがあまりにも成功していた俳優であったため、お金を要求すれば応じるだろうと考えたようです。

2人は1審で実刑の宣告を受け、キム・ダヒが刑務所へ向かう瞬間、グループGLAMは解散してしまいました。

残りのメンバーたちには残念なニュースではありますが、BIG HITやソースミュージックとしてはかえって良かったのかもしれません。GLAMへの期待をひっこめ、BIG HITは防弾少年団、ソースミュージックはヨジャチングを誕生させることに邁進することができたのですからね。キム・ダヒの犯行はグループの解散という強手を持って出てくる名分を与えたわけでしょう。

とにかくBIG HITとソースミュージックはかなり近い存在です。ヨジャチングで忙しくなる前はソースミュージックがBIG HITの歌手のマネジメントをしてあげたりもして、何よりもヨジャチングのシンビがBIG HITの練習生出身ですよね。

GLAMが解散した日、ヨジャチングがデビューしました。ヨジャチングも最初は反響が大きくはなかったです。しかし、立て続けにヒット曲を出し、現在は大勢ガールズグループとして座を掴みました。ソ・ソンジン代表の言葉通り、誰しもこれほど大きくなることは分からなかったことでしょう。

このような成功を収めることが分かっていたのなら、どんなに苦しくてもデビューまでじっと我慢し、会社が言うとおりにご飯も食べずに練習したでしょう。何の話かって？ みんな一生懸命練習してここまで来たのではないのかって？

脱退したメンバーの話は次回にしたいと思います。

※この記事は「ヨジャチング（GFRIEND）の所属事務所ソースミュージック（SOURCE MUSIC）について教えてください。 （下）」に続きます。