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  • Q.
    チョン・ジヒョン-チョ・ジョンソクが所属する文化倉庫について教えてください
  • A.
    広告界の生きた伝説、チョン・ジヒョン(本名ワン・ジヒョン)が所属する文化倉庫は2010年の設立当時にしても芸能界とは距離がありました。公演と展示が会社の主な収入源でした。そこから会社が設立され2年にして福が自らやって来ました。

    チョン・ジヒョンが自身の設立した個人事務所J&Co.を離れ長く親交のあったキム・ソンジョン氏の文化倉庫にやって来たのです。チョン・ジヒョンが個人事務所を作った背景には、10年以上契約を結んでいたサイダスHQとのプライベート侵害論難もあったことでしょう。

    2008年SKテレコムが携帯電話不法複製記録があるかと確認した中にチョン・ジヒョンの携帯電話から不法複製事実を確認しこれを知らせました。位置追跡や盗聴、電話記録確認、メッセージスパイなどプライベートを監視していたというものです。メディアは所属事務所を疑い、実際にサイダスHQ社長チョン・フンタクが不法複製したことが判明しました。理由は簡単です。当時広告の女王であったチョン・ジヒョンの契約満了を前に守りたい気持ちが先立ってしまったのでしょう。

    事件がとても大きくなったためでしょうか、チョン・ジヒョンはサイダスと契約を延長したことで事態を終わらせました。しかし先立って紹介したように、サイダスとの絆はすぐに終わります。直接運営してみると大変であり、大型企画事務所はうんざりしていたため、自分だけを世話してくれる小さな会社を探したのかもしれません。

    チョン・ジヒョンは文化倉庫と契約をし株式30%を保有することになりましたが、この株式は2016年1月にCJ E&Mにわたりました。続いてキム・ソンジョン氏が保有する株式もすべてCJ E&Mに渡り、文化倉庫は今ではCJ E&Mの子会社となった状態です。CJ E&Mが文化倉庫を買収したことで入った金が350億ウォンほどだと言いますから、二人とも決して損害を見たものではないでしょう。

    もちろんCJ E&Mも文化倉庫を買収し満足したでしょう。この会社に目を付けた会社がひとつふたつではありませんでした。所属芸能人といえばチョン・ジヒョンとパク・ミニョン、チョ・ジョンソクがすべてですが年間売上高400億ウォンを超えるほどの会社でしたので手にしたくもなるでしょう。

    チョン・ジヒョンの他にパク・ミニョン(とチョ・ジョンソク)を招きいれ、2015年末には『星から来たあなた』と『プロデューサー』などを執筆した作家のパク・ジウンも専属契約を締結しました。

    チョン・ジヒョン一人だけでも歩ける中小企業という声を聞きますが、広告界から求められるチョ・ジョンソクと、演技力を認められているパク・ミニョンが加勢したのですから、三人だけでも会社を率いるには十分なものです。

    16歳でファッション雑誌Ecoleの表紙モデルとしてデビューし、サムスン電子プリンターの広告でテクノダンスを踊りスターとなったチョン・ジヒョンは数多くの広告に出演したりもしましたが、今も消費者が好きなモデルに位置づいています。韓国放送広告振興公社が発表する「消費者が一番好きなモデル」にて2014、2015年連続で1位となっています。

    LG Elastinシャンプーはローンチ当時誰も知らない新生ブランドでしたが、2001年チョン・ジヒョンがモデルとなった後15.8%の市場占有率を占めてシャンプー部門ブランド1位となりました。そのお陰で11年間契約を更新しElastinモデルを務めました。この他にもオリンパスカメラと31アイスクリーム、ポータルサイトNaver、化粧品ブランドLANEIGEなどもチョン・ジヒョン効果をしっかり見ました。

    現在もチョン・ジヒョンが出演する広告は国内外を合わせて20個を超えます。

    • < LG Elastinは広告モデルをチョン・ジヒョンからキム・テヒに変えた後、11年間苦労を共にしたチョン・ジヒョンにトリビュート広告を制作、放送した。>



    チョン・ジヒョンまでとはいきませんが、チョ・ジョンソクもサムスン生命、SKテレコム、アモーレパシフィック、ウリテジ(豚)ハントンなど何本かの広告に顔を見せています。

    • < アモーレパシフィックの「IOPE MEN」広告 >



    パク・ミニョンはプロ野球の始球を多く行いましたが、残念ながら広告モデルとしてはまだ縁があまりありません。彼女は3度に渡り韓国プロ野球ポストシーズンの始球を行いましたが、不思議なことに彼女が始球したチームはすべて準優勝を収めています。