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  • Q.
    ソウルにオススメのドラマのロケ地②…「太王四神記」
  • A.
    ソウルにオススメのドラマのロケ地はどこにありますか?(2)
    MBC『太王四神記』峨嵯山(アチャサン)のロケ地

    ナサニエル・ホーソンの『大いなる岩の顔』をご存知でしょう。人生の意味と寛大さを学びながら、生きるために書かれた岩に対する魅惑的な話。小説の舞台になったアメリカ、ニューイングランドだけでなく世界あちこちに大きな岩の顔がありますが、京畿道(キョンギド)九里市(クリシ)峨川洞(アチョンドン)の峨嵯山(アチャサン)にも人の形に似た岩があります。

    岩で人の顔を探すのは「隠し絵」と似ています。だからと言って目をむく必要まではないです。少しだけ注意してみれば半分の顔の形状を見つけることができます。顔の大きさは横20メートル、縦16メートル、目の長さは2メートル程度です。 (目の大きさは顔の形を探すヒント)

    大きな岩の顔は2007年MBCのドラマ『太王四神記』を撮影した時に発見されました。 大きな岩の顔がドラマに出てくるという話ではありません。ドラマを撮影した初日に散歩をしたぺ・ヨンジュン(裵勇浚)が発見したということです。そのせいか「ペ・ヨンジュン岩」と呼ばれていますが、ペ・ヨンジュンと似てはいません。

    風水地理について詳しい人々の言葉を借りれば良い気が充満した明堂でお願いごとをすれば叶うそうです。そのためかドラマが終わった後も、ここを訪ねる人がたくさんいます。

    撮影中だったペ・ヨンジュンが散歩をして発見をしたということは?そうです。近くにドラマのロケ地があります。

    『太王四神記』のロケ地の中で済州市(チェジュシ)猫山峰(ミョサンボン)観光地区にあるセット場が廃虚に変わって、一時観光客で混みあった忠南(チュンナム)泰安郡(テアングン)安眠島(アンミョンド)のセット場も観光客の足が途絶えましたが、峨嵯山のロケ地は相変わらず観光客が訪れています。

    • 2012年に撤去された済州の『太王四神記』のセット場



    ロケ地がソウルから近いうえに、高句麗鍛冶屋村(コグリョ、テジャンガンマウル)と高句麗遺跡展示館など周辺の高句麗遺跡自体が見学する場所を提供しているからでしょう。


    • 鍛冶屋村 (下の写真は、塀が生きている木だそうです。不思議ですよね?)



    歴史的にも峨嵯山は、ドラマ『太王四神記』の主人公、高句麗19代王、広開土大王*(クァンゲトテワン)の跡が残っている場所です。西暦396年、広開土大王は峨嵯山城を占領して漢江(ハンガン)を越えて百済を屈服させました。その当時の遺跡が残っているのです。

    * 名前はタムドク(談徳)。18歳という幼い歳で王位に上がり、39年の短い生涯で高句麗を満州地域の中で最強国にした。

    • タムドク(広開土大王)の銅像



    鍛冶屋村や大きな岩の顔は、行政区域上位置が九里市にありますが、ソウルからものすごく近いです。 もしグランドウォーカーヒルホテルに泊まるならば、運動がてらに歩いていけるほどの距離です。

    ペ・ヨンジュンはドラマ『太王四神記』の放送初期は、豪傑型イメージの広開土大王と合わないという非難に包まれたりもしました。しかし、優しい性格の王子、タムドクに対する好感度が高まって、非難はすぐ消えました。後からは、白髪に白い服を着た姿も映って「ヨンダルフ(ヨン様+ガンダルフ)」というニックネームも得ました。

    大きな岩の顔を見たり、ペ・ヨンジュンのことも思い浮かべたりしながら、高句麗の遺跡とドラマのロケ地を訪ねる人々は今もいます。交通の便も楽です。

    ソウルの地下鉄2号線、江辺(カンビョン)駅の4番出口からバスに乗れば、バス停は2つ進めばいいだけです。九里駅、清涼里(チョンニャン二)駅、クァンナル駅からも鍛冶屋村に行くバスに簡単に乗ることができます。