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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国人はテレビショッピングを頻繁に利用するのですか?
  • A.
    本当に答えにくい質問ですね。

    まだ一度も買ったことがない上に、テレビショッピングを見たこともあまりないので、答えにくいです。韓国に私のような人が多いかというと、そうだ、と答えることができます。

    しかし、テレビショッピングを見ている人はかなりいます。先日ある家に行ったところ、おばあちゃんと孫娘がTVの前でうっとりとしていました。どんな番組なのか、放心状態で見ているので気になったのですが、テレビショッピングのチャンネルでした。確かに広告は人を引きつける何かがあるようです。赤ちゃんも広告を流しておけば食い入るように見つめます。

    人の心理を把握してチャンネルを回すことがないように、あらゆる手段を講じてこそテレビショッピングの番組を維持することができるでしょう。

    韓国の公式的なショッピングチャンネルは、GSホームショッピング、現代ホームショッピング、ロッテホームショッピング、CJホームショッピング、NSホームショッピング、ホームエンショッピングなど6つがあります。ここにTVのフリーマーケットなどのデータ放送ホームショッピング(Tコマース)まで合わせると12個になります。ケーブルチャンネルの地域広告でホームショッピングを行っていることもあり、深夜の時間にチャンネルを回すと、あるときはすべてがショッピングになる場合もあります。眠れない人がお金を使うように非常に快適なショッピング空間をお茶の間やリビングに設けてあげるようなものです。

    このような中で、来年には、中小企業の製品の販路拡大を助けるという目的のために第7のテレビショッピングが出帆します。ショッピング業者が非常に激しく反発しており、実際に公式のショッピングチャンネルがもう一つできるのかは見守らなければなりません。

    文章ががポイントを外れてしまいましたね。テレビショッピングを頻繁に利用する人は、全体の消費者の3分の1ぐらいになります。マクロミルエムブレイントレンドモニター(trendmonitor.co.kr)のアンケート調査でも同様の結果が出ました。

    成人男女1000人を対象に今年上半期中にテレビショッピング利用した経験を調べた調査でしたが、回答者の34.2%が普段放送を見る方だと答えました。普通程度という意見も27.9%になりました。そして2人のうち1人はTVショッピングで商品を買ったことがあると答えました。

    放送を見てものを買う人を分析してみると意外に収入が高い人です。たしかに、お金がない人は物を直接見て財布を触りながら、買おうか迷っては、やがて決心をして品物の代金を出すので、TV画面に映ったものを見て購入することは難しいでしょう。

    テレビショッピングを愛用している消費者をもっと分析してみると、未婚者より、既婚者が多く、20代より40~50代の年配者が頻繁にショッピングを利用しています。

    ショッピングで購入する商品は、化粧品と理・美容機器が最も多く、ファッション衣類、食品、ファッション雑貨、家庭用品などが通販でよく売れる商品です。

    興味深い事実は、テレビショッピング放送中に「在庫があまり残っていない」または「閉鎖間近」というコメントが画面に表示されることが購入するかどうかを決定していない消費者の購入心理を刺激するということです。トレンドモニター調査でも、回答者の59.8%が影響を与えていると明らかにしました。

    また、女性の消費者の場合には、半分近くの人がショッピングホスト(司会者)の言葉に影響を受けることがわかりました。これだから言葉の上手なショッピングホストが大金を受けてスカウトされるのでしょう。

    テレビショッピングチャンネルの市場規模は10兆ウォン以上と大きくなりましたが、まだ商品の流通チャネルのうちでは最下位です。今年上半期に消費者が商品を買った経路を見ると、大型ディスカウントマートが最も多く、続いてインターネットショッピングモール、在来市場、百貨店、TVホームショッピングと続いています。

    しかし、在来市場を除けば、ほとんどの大規模小売業者が百貨店や量販店だけでなく、インターネットショッピングモール、テレビショッピング、免税店など、ほぼすべての流通チャネルを保有しているので会社の立場としては、ただ身に着けるポケットを変えただけになるのかもしれません。