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  • Q.
    韓国で発見された世界最大規模の支石墓について教えてください
  • A.
    新型コロナウイルスが世間の話題を独占したため、3月20日、ある地方自治体の発表は世間の関心を集めることができませんでした。

    韓国最大規模の支石墓を発掘し、一帯を遺跡公園にするという慶尚南道(キョンサンナムド)金海市(キムヘシ)の発表です。

    大きさはどのくらいですかって?
    長さ10メートル、幅4.8メートル、高さ3.5メートルで重さが350トンです。

    この石は2006年2月、宅地開発地区の工事中に姿を現しました。
    支石墓の下の地下に深さ85メートル、幅19メートルの墓域も確認されています。

    しかし、規模が大きかったため発掘を中断し、再び土で覆われた状態でした。
    これまで慶尚南道の記念物280号に指定されたことだけを知らせる2つの板しかありませんでした。

    文化遺産に高い関心を示す同好会「支石墓を愛する会」は、これを座視しませんでした。
    金海市を訪れ頼み続け発掘しなければ署名運動をすると脅迫(?)し、結局発掘することになったのです。

    もし大きさが少し小さければ*発掘をあきらめたかもしれません。

    *今まで韓国最大の支石墓は長さ7.1メートル、幅5.5メートル、高さ2.6メートル規模の黒雲母片麻岩(フクウンモピョンマアム)である仁川市(インチョンシ)江華(カンファ)の支石墓でした。江華と全羅北道(チョルラプクト)高敞(コチャン)の支石墓はユネスコ世界遺産に登録されました。

    支石墓は韓半島全域に散在しています。
    大金をかけてありふれた支石墓を掘り出すことは、採算がとれることではないと判断した可能性が高いということです。

    実際、韓半島は支石墓の宝庫です。

    全世界に約6万の支石墓がありますが、その半分が韓半島にあります。
    韓半島の支石墓は、新石器時代(B.C.2000年前)から青銅器時代(B.C.2000~200)に現われ、紀元前900~800年の100年の間に製作されたものが最も多く見られます。

    支石墓の流行時期は、韓半島で本格的に稲作が始まった時期です。

    韓半島の稲作はそれよりずっと昔から始まったものと見られます。清州(チョンジュ)ソロリで紀元前17000年前に火に焼けた種籾が発見され、金浦(キンポ)の近くの泥炭層から5千年前のものと推定される炭化米と農耕道具が発見されました。

    全羅北道高敞の町並み

    イースター(Easter)島にあるモアイ(Moai)の石像が2~10トン、イギリスのストーンヘンジ(Stone Henge)の石が5~50トン、ピラミッド構築に使われたレンガが2.5~10トンであることを考えると、江華の280トン、金海の350トンは本当にものすごい重さです。

    この石をどうやって持ち上げたのでしょうか?

    今まで最も広く知られている支石墓の製作法は次の通りです。

    出典-QUM学習百科

    支石墓の接面から発見された土層は、漫画に登場した理論を裏付けています。

    金海の350トンの石ころもあんなふうに設置されたのでしょうか。
    どこで石を見つけ、どのように運んだのか、従来の方式通りに設置できたのかは、これから解決しなければならない課題です。

    支石墓の主な用途は、お墓です。
    たまに墓の部屋がない支石墓も発見されますが、その場合は宗廟(祖先祭祀)や蘿井(ナジョン:伝説の井戸)のように祭礼儀式に使われたと推定されます。

    たまに星座が刻まれた支石墓も発見されますが、星の位置から時期を考えるとB.C2700~1000年頃と推定されます。世界で最も古い星座の記録です。